UP COMINGバンドをみつけよう!
新人バンド発掘するため、UK Adaptaの音楽チームから、Wノリコがロンドンのホットベニューに潜入して来ました。
●10/18 - GOODBOOKS/FIELDS @93Feet East
●10/20 - VINCENT VINCENT AND THE VILLANS/THE BISHOPSSICK BACK DISCO
@Goldsmith College
●10/25 - YETI @Water Rats
●10/26 - BRICOLAGE/CIRCULUS/THE WHIP/GOOSE/THE SUNSHINE UNDERGROUND/HOT
CLUB DE PARIS @Fabric
◆ギグを観た感想
A..歌唱力 B.演奏力 C.ファッション
D.インパクト E.将来性
GOODBOOKS(Columbia)
ALTERNATIVE/ROCK ★★★★☆
ギターヴォーカル、ベース、キーボード、ドラムという編成の4ピースバンド。シンプルなロックサウンドのようで、実はそうでない。リズムやアレンジが凝っているために予想もしない展開になっていく楽曲が印象的。若手注目株。
NH:見た瞬間、高校の学園祭かと思った。
NS:びっくりしたよね、本当に子供なんだもの。でもライブが始まって、さらにびっくり!いいじゃない!!ってね。
NH:演奏も結構上手いし、あの若々しい感じの声もいいし。それにただ演奏しているだけじゃなくって、ちゃんと観客をのせたりするパフォーマンスもできていたし、出てきたばかりのバンドとは思えん。
NS:メジャーコードの中にふとマイナーコードが入ってきたり、変拍子のリズムになったりと曲の構成も凝ってた。あの歳にしてブルース要素も入っていたり。
NH:エレクトロ要素も入っていて、今っぽさもあるし、POPなだけじゃなくて、ひとひねりきいてる。
NS:あんなに素晴らしいライブをするバンドなのに、ステージを下りると普通の高校生にしか見えない!
NH:ライブの次の日に「早く起きなさい!あんた、バンドバンドって音楽ばかりやって!」とお母さんに怒られてそうな感じという、見た目のポイントも高い。
FIELDS(Atlantic Records)
CLASSICAL/ROCK ★★☆☆☆
ロンドンを拠点に活動をしている5ピースバンド。悲しげで美しいメロディにアコースティックギターと素朴な歌声が重なり、広がりのあるサウンドになっている。今年のフジロックにも参加。
NS:サウンドの発想はいいと思うのよね。ポップなんだけど、メジャーコードの王道ポップじゃなくて、メランコリック系でもない。北欧っぽい雰囲気。
NH:わかりにくいな・・・
NS:とにかく曲は良いってこと。でもヴォーカルの声がいまいち。
NH:バックヴォーカルのスウェーデン人の女の子の声と全く合ってなかったな。
NS:あの女の子がヴォーカルの方がいいかも。声がカーディガンズに似てる。
NH:うん、ええ声やった。ビジュアル的にもあのヴォーカルより、金髪のかわいい女の子が前にいる方がいいと思う。
NS:彼女はピンでやった方がいいかもね〜
NH:そこまで言うかー!
VINCENT VINCENT AND THE VILLANS(EMI)
ROCK/CLASSIC ★★★☆☆
ヴォーカルVINCENT VINCENT率いる4ピースバンド。サウンド的にもビジュアル的にもロカビリー要素が強く、イギリスでは珍しいバンド。
NH:上手いバンドやのに、いまいち売れへんよな。ロカビリー要素入ってんのが、若者に受け入れられへんのかな?
NS:リスナーは限定されてしまうだろうね。
NH:サイトで見ると、アクの強い個性派に見えるのに、この日は結構普通の人たちで残念やった。
NS:フライヤーではピエロの格好をしてるよね?ライブ当日は楽しみにしていたのに、あの日はなぜか牧場にいるおじさんみたいだった。
NH:でもこういうジャンルはものすごくヒットすることはなくても、息の長いバンドになるかもな。
NS:まあね、なるといいけどねぇ。
THE BISHOPS(1234 records)
ROCK/CLASSIC ★★☆☆☆
ロンドンを拠点に活動する3ピースバンド。ヴォーカルギターのMikeとベースのPeteのツインズによる息の合ったコーラスとギターサウンドがビートルスを髣髴させる。
NS:もっとポップなバンドかと思っていたけど、生で聴いてみるとロックバンドという印象が強くて、意外だったよ。
NH:そうそう。パンクの要素もあったな。
NS:3ピースのわりに音が厚くて、バンドとしてまとまりがあった。
NH:メンバーに双子がいて、スーツをばっちり着こなしつつ、激しいパフォーマンスってところも、バンドとしてのスタイルが出来上がっている。
NS:プロモーションしやすいバンドだよね。ルックスも良いし、日本でも人気出そうじゃない?
NH:うん、出そうやんな。
YETI(Moshi Moshi)
ROCK/FOLK ★★★★☆
Libertinesの元ベーシスト、John Hassall (Vo ,G) が所属する5ピースバンド。カントリーのような、グループサウンドのような、古き良きロックの雰囲気が漂うサウンドがかえって今を感じさせる。
NH:演奏が上手いし、まとまっている、良いバンド。しかし、何千人級のベニューで演奏する器ではないかも。
NS:オススメです!ただし、バンドのスタイルが決まってしまっているため、今後の変化は期待できない。そのうち解散しそう… ベースの藤井隆は必見!
NS:いや〜良かった!YETI!
NH:うん、良いライブやったよな。でもすごい人がいっぱいで苦しかった。
NS:ジョン効果かしら?演奏も上手いし、バンドとしてすごく完成度が高い。
NH:すごく上手いんだけど、玄人っぽ過ぎて、アリーナ級の会場とかでやるようなバンドにはならなさそうやねんな。それは良い意味でもあるけど。
NS:カントリー、フォーク、さらにブルースの要素が強いからね。それはそうと、マシュー南ってやっぱりイギリス人だったのね!
NH:こんな所で藤井隆を見れるとは思わんかったわ。つーか、似すぎやな。
BRICOLAGE (Memphis Industries)
POP ★★★☆☆
グラスゴー出身の4ピースバンド。どこか懐かしさが漂う、ポップなメロディーラインが特徴的。
NS:グラスゴーだね〜ポップだね〜
NH:グラスゴーは透明感ある爽やかなメロディで良いね。
NS:ベル・アンド・セバスチャンとかトラヴィスとか。
NH:そうそう、グラスゴーバンドはだいたい好きやな。人も良いし。
NS:だいたい??え?BRICOLAGEは?
NH:え?それは何とも言えん。
NS:たしかに。
NH:だって1曲しか聞かれへんかったやん。
NS:わたしたちが会場に着いた時にちょうど最後の曲を演奏していたのよね。いいじゃない、一曲聞けたんだから!
NH:そっか、それでええか。それで採点しちゃったけど、まあええか。
NS:本当にすみません・・・myspaceで聴いてみてね!
CIRCULUS(Rise Above)
PSYCHEDELIC/FOLK/FUNK ★☆☆☆☆
ロンドンをベースに活動する7ピースバンド。ヴォーカル、ギター、ドラム、キーボード、ベースに加え、フルートやボンゴ、パーカッションなど様々な楽器を巧みに使い、サイケデリックでアコースティックな独特の世界観を作っている。
NH:何であんなバンド観たかったん?最初見た時、何のカルト集団かと思ったで。
NS:実はね。あの集団に入ってるんだよね〜。
NH:えーやっぱりカルト集団やったんや!てか、音楽的にはホンマにあかんかったで。
NS:ほら、こんな世の中だからさ。自然にかえろうみたいな。たまには笛とか吹きたいでしょ。
NH:ロックに疲れた人達への民族ポップ?まあ、新しいジャンルの音楽ではあるよな。あんだけ楽器とか使ったりして。
NS:インディ・ギター・ロック、ニュー・レイヴの次は民族ポップが来るよ!って・・・ごめん・・・。実は他のバンドと間違えてたんだよね・・・。
NH:えぇ?何てバンドとバンドと間違ってたん?
NS: CIRCUITS・・・
THE WHIP
ELECTRO/DISCO HOUSE ★☆☆☆☆
マンチェスター出身の2ピースバンド。軽やかなエレクトリックトラックにUKロック風なヴォーカルがミックスされたイギリスならではのバンド。
NH:こういう音のバンドって、もっとおしゃれなはずやんな?あれ見た?今時ナイキのダサいパーカーとか着‐ひんで。
NS:80年代のダンスミュージックにOASISのリアムの声をのっけたみたいな音だったね。うまくやれば良い音になりそうなのに、失敗してるんだよね〜
NH:こういうダンス系の音は、一歩間違えるとめちゃくちゃ古臭くなるから、いくらこういう音楽もリバイバルとはいっても、何らかの新しい要素を入れないと。
NS:流行っているからサンプラーやシンセを使って、エレクトックバンドをやってみよう!というような安易な考えで始めたバンドのような、中途半端な印象だった。
NH:ダンスも変だったしね。
GOOSE(SKINT)
ROCK/ELECTRO ★★★☆☆
ヨーロッパで活動をしている、べルギー出身の4ピースバンド。聴いていると思わす体が動き出すような電子系サウンド。
NS:ロックバンドではないよね。ウィ〜ン、ウィーンいってた。
NH:今流行のディスコ・ロックやんな。ウィーンじゃなくて、ベルギー出身やねんけどな。
NS:そう言えばアントワ〜ップっていってた気もする・・・
NH:それはいってへんけどな。
NS:そうだっけ?そんなことより、ちょっと懐かしいクラブ・ミュージックだったね。それはベルギー出身だからなのかな。踊りやすいし、ルックスも良かった。
NH:そうそう。特にドラマーがね。でも、見た目が良いだけでは、売れへんよなって思わされる音やねんな。
NS:やっぱり音にこれって言う特徴が無いとね。それか、インパクトのあるキャラクターを売りにするとか。
NH:確かに、彼らにはちょっとそういうのが欠けてるかもな。レコードで聞くと、古くて軽い感じって思ったけど、こういう音楽はクラブで聞くと良く聞こえるよな。
NS:ライヴの方がいいバンドではあるよね。あの日は音響が良かったのかな?
THE SUNSHINE UNDERGROUND(City-Rockers)
ROCK/ELECTRO ★★★★☆
リーズ出身の4ピースバンド。エレクトロ要素をうまく取り入れた、聴きやすく、かつ踊れるロック。伸びの良いヴォーカルとベースラインが特徴的。
NS:もう、明るいんだか、暗いんだか?
NH:何か?バンド名のこと?くだらんー。いやいや、ニュー・レイヴって言われてるけど、かなりロック寄りで、ノリも良かったよな。
NS:すごく良かった!最後の方はフロアが大盛り上がり。耳に残るキャッチーなメロディがいいよね。
NH:「Commercial Breakdown」、めっちゃ良い!7インチとシングルのセットで3フォーマット3ポンドっての、買ったもんな。
NS:ヘビロテだよ。踊れて、一緒に歌えるバンド。お家でCDを聴くのもいいけど、やはりライブでその良さを体験して欲しいわ〜
NH:何かは思い出されへんけど、90年代の歌えるロックを彷彿させる。懐かしい。
NS:何だか聴いたことあるような。懐かしさがあるね。ライブではカウベルが凄かった!
NH:あの辺がロックとはちょっと違うとこやね。あの音いいよな。早くもう一回ライブ観たいわ。
HOT CLUB DE PARIS(Moshi Moshi)
POSTROCK/POP ★★☆☆☆
リバプール出身のバンド。ポップなメロディに変拍子のリズム、印象的なギターライン、軽やかなヴォーカルが加わり、独特なサウンドを作り上げている。
NS:パリ?どこら辺が?
NH:全然パリちゃうかったよな。見た目が。
NS:チェックのシャツをインしていたけど、あれってお洒落なのかダサイのか紙一重だよね。ウィーザーのリヴァースとか、オーディナリー・ボーイズのプレストンみたい。
NH:どっちもダサいミュージシャンの代表格やな。
NS:音はポスト・ロックかな?マキシモ・パークとかフューチャーヘッズが出てきた時の音なんだよね。悪くはないけど、特に新鮮さが無い。
NH:そういう系の音は好きなんやけど、このバンドは何か足りない。突然のアカペラとか、何なん?その辺は他のバンドと違うところやけど、あれ、いらんやろ〜。
NS: 2曲くらいやってなかった?ドラマーまで前に出てきて歌っちゃってたし。
関連サイト:
93Feet East:
http://www.93feeteast.co.uk/
Goldsmith College:
http://www.goldsmiths.ac.uk/
Water Rats:
http://www.themonto.com/
Fabric:
http://www.themonto.com/
Written by
Noriko Hatanaka (NH)
Norico Sawayama (NS)