"音楽がもつダイナミズムを、もっとも鮮明に提供、享受できる空間は、とりもなおさずライブである。音と音、パフォーマーとオーディオエンスとの化学反応は、その空間をあらゆる方向から驚きと感動として包み込む。LIVE
CONTROL MIXER ZERO がもつ“音楽の実験室”という本質は、これまでのライブにおける枠組みを超え、まだ見ぬ感動に立脚している。ミックス、コントロール、エフェクト。そのすべてが演奏となり、すべての核となる新しい楽器
LIVE CONTROL MIXER ZERO。未来と交信するのは、このときだ。"
映像:ZERO8 実演 (Numb x Sidrum)
インタビュー TATSUKI
ZERO4 DJ ミキサーのアドバイザーとして、今回の商品開発に関わった現役 DJ のタツキ氏に商品の発想から開発に至るまでの状況を振り返ってもらった。
PC からのオーディオ・ソースをデジタルのままミックスや加工ができる FireWire 端子を装備する等、ものすごい企画でした。ナムさんが言うには、商品はコンソール型
(ZERO8) と DJ ミキサー型 (ZERO4) の2ラインを予定しているので、DJ ミキサーの方で、現役 DJ の生の声が欲しいとの事でした。僕も欲しい機能がすべて入った
"完璧なミキサー" をずっと夢見ていたので、即 OK して、コードネーム「bakemono」のプロジェクトがスタートしたんです。
惜しみなく使われたコルグの新技術
ーこの企画での新しい試みは何ですか?
T: 実は ZERO シリーズの開発は、2年前からスタートしていたんです。「他社と同じ事はしない」というポリシーを持つコルグは、これまでの常識を覆すようなミキサーを目指して、沢山の新技術を使いました。
Point 1 - FireWire 端子を2つ装備しています。これにより
PC への接続が可能で、サンプラーやオーディオ・インターフェイス、MIDI コントローラーの役割を果たします。曲作り、ライブ・パフォーマンス、MIXテープの作成などが簡単に行えるようになります。
Point 2 - 次世代のエフェクト。ZERO8 には、カオスパッド同様「タッチパッド型」のエフェクターが搭載されています。(ZERO4
はツマミによるエフェクトのみ)
Point 3 - レコード/CD/マイク/FIREWIREオーディオ/MIDIコントローラー/MIDIコントローラー+オーディオ/ギターなど、さまざまなオーディオ・ソースをチャンネルごとに瞬時に切り替えることが可能な、マトリックス・インプット・セレクターを採用しています。さらに様々な音楽ジャンルに適したEQ特性とカーブ、強烈なフィルターやアイソレーターをZERO8はチャンネルごとに、ZERO4は全チャンネル一括で切替可能です。
その他にも、サンプリング機能やフェイダーの切り替えなど、使える機能が盛りだくさんです。なんと言っても PC に直接繋げるのが凄いですよね。これがあればオーディオ・インターフェースはいらないですし、MIDIコンとしても使えますからね。エフェクトやフェイダーカーブの調節も
PC の画面上で制御可能ですから、もうこれは立派な電子楽器ですね。
ー他社とのコラボレーションの可能性もあるとか?
T: そうですね。まだ未定ですが、ドイツの「Native Instruments」という会社と共同して "TRAKTOR
SCRATCH 機能" (デジタル・タイムコードを持つ特殊なレコードを使い、 PC で再生した MP3 音源をターンテーブル上で操作する)
を追加する事も可能だと思います。ちなみに Ableton Live を初め、多くの音楽ソフトとの相性はバッチリです。