ジョー & ウィル・アスク ?

ロンドンを拠点とする Joseph Ashworth と William Green により2006年に活動を始めたJoe And Will Ask? バンド名も表すように、楽しくてかっこいい音を武器にこれからの可能性が期待される二人組。ジョーが中心となって創る音楽は、若いながらも経験と実力が溢れている。現在はイギリス全土をはじめ、パリ、ベルリン、ミラノなどヨーロッパを中心にギグを行っているが、数々のリミックス・オファーが殺到していることからも人気が伺えるように、今後は活動の場を広げて、来日公演も期待される。ファッション界にも明るい彼らに要注目。この秋の新作リリースを前に、UK Adapta が日本メディアでは初のインタビューに成功!製作にミーティングにと多忙な合間をぬって、ジョーとウィルが彼らの本拠地イーストロンドンで答えてくれた。

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インタビュー

- 活動の概要とお互いを紹介してください。


W : ジョーは男の子で (笑) 彼はかなり内気で礼儀正しいよ。音楽創るのが得意で...

J : 今までこんな質問されたことないよ。


W : あと、アールグレイが好きだね。
J: 紅茶の?
W: そうこんな感じで。じゃあ、ジョーの番だよ。


J : これがウィルです。僕らは一緒に音楽を創って、同じ家に住んでいるから、殆どの時間を一緒に過ごしている。彼は僕と同じで、とてもおとなしいね。いつも一緒にいるから、同じ冗談を同時に言ったりもして、お互いとても似ていると思うよ。

- ふたりが出会ったきっかけは?


W : 僕がロンドンに引っ越して来る一年前から僕の学校時代の親友がジョーと住んでいたので、その家によく入り浸ってたんだ。


- 名前の由来は?


J : ふたりとも何か気に入ったんだよね。特別な意味はないけど面白いから。覚えやすそうでいいと思ったんだ。


-アスクの意味は?


J : 場合によるかな... その時々で変わるよ。


- いろいろな意味でとれますね?


J : そうだね、僕らのスタイルも最初に始めた時から変わっているように、意味は決まってないよ。

 

- 音楽も含め、どのようなことに影響を受けてきましたか?


J : DJとしても活動しているから、一日中他の音楽をたくさん聴いているよ。だから他のダンスミュージックには確実に影響を受けている。例えばプロデューサーの...

W : 『Style Of Eye』?

 

映像 : Warm It Up

J : そうそう、彼は今とても素晴らしいね。あとはテクノプロデューサーの「Dubfires」もいいね。それと、僕らがバンドとして始める刺激となった友達の「autoKratz」とは以前から知り合いで、今の僕らのこういう活動を勧められたよ。


- このプロジェクトの前に何か音楽活動していましたか?


W : ジョーはね。

J : 以前はドラムンベースの音楽を創っていたよ、でも常にエレクトロにも興味があったから、それを織り交ぜて一緒に創ろうって決めたんだ。

 

- 音楽をふたりで一緒に創りますか?製作を分ける役割などありますか?

 

J : 製作に関しては、僕が主に創っている、それで DJ とライブをふたりで一緒にやるよ。

 

- 機材はどのようなものを?


J : 全部僕の自室のコンピュータで創っているよ。今ではあまり人気ないみたいだけど、キューベースを使っている。プラグインも使って。ライブにはエイブルトン。

 

W : ライブでは、ラップトップと MIDI キーボードが二つずつとミキサー。

 

映像 : Live @KOKO

- あなたがたの音を一言で表すとしたら?


W : Driving.
J : Basic.

 

- 現在まで2枚のシングルを出して、新作が11月にリリースされますが、アルバムの予定は?アルバムについて教えてください。


J : 今の時点では、アルバムは終着点という感じで、それに向かって製作しているよ。創り始める前にもっと準備しておきたいから。それは常に念頭に置いているけど、まだあまり考えがまとまってないんだ。当然テクノ色は減らして、もっと歌ものを多くするよ。

- 曲にはまだ歌詞がありませんが、いつかは歌詞をつけるつもりですか?もしそうなら、誰が歌いますか?


J : そうだね、「The RGBs」というバンドのシンガー、Beckyと歌をかいている。彼女の声は素晴らしいよ。今歌を一緒にやっていて、どう出来上がるかな。


- ではご自身では歌わない?


W : いやー。

J : いや。聞かせられないから (笑)。

 

映像 : The RGBs Live @Birdwatching

 

- ファッションの影響が見受けられますが、あなたがたの音楽活動に、ファッションがどう関わっているか聞かせていただけますか?


W : 音楽に関しては、『Balenciaga』が2008年秋冬で僕らの曲を使ったよ。それとジョーはファッションショーなどにたくさん音楽を提供している。それがそもそも僕らの音楽を始めたきっかけでもあるかな。僕の大学の関係でよくファッション系のパーティがあって、エレクトロ音楽にもそうやってはまった。ジョーに、エレクトロの曲をせがみまくって、いい曲創ってくれたよ。

 

映像 : Balenciaga FW08

- ファションデザインもしますか?


W : うん、セントマーティンを今年卒業するよ。

 

- 普段どこで買い物しますか?おすすめのお店は?


W : ''twosee'' って洋服屋あるよね。リーヴァイスは服をくれて親切だし。


J : ちょうど僕らにくれるようにしてもらったんだよ。


W : ブランドを何でも選べるとしたら何がいいだろう...「Patrik Rzepski」と「David David」かな。 でも実はリーヴァイスのジーンズとシャツみたいなシンプルな服装が好きだな。

 

- お気に入りのファッションアイテムは?


W : 半透けのシルバーのつなぎを持ってるよ (笑)

 

- 作ったの?


W : いや。でもあまり好きじゃないかな、ちょっとひどいから。
J : 僕は自分たちで作ったTシャツが好きだな。いつもデザインのいいTシャツを着ているよ。僕らのTシャツは10枚くらい持ってて、毎日日替わりで着て毎週洗ってまた着てる。

- 音楽業に携わって数年、またイースト・ロンドンのショーディッチのシーンと強く関連していますが、活動を始めた時から比べて何かこのシーンに変化を感じますか?


W : ウェストエンドか何かみたいだなって思う。

J : そうそう、イースト・ロンドンはもっと刺激的だったような...

 

W : 僕らの時より前だったのだろうけど、いつもそこまではかっこ良くはなかったかな。大きなお金が動いていて、セントラル・ロンドンの人々も今やこの辺りに来ているよ。

J : どんどん広がっているよね。ダルストンやハックニーは2年前のショーディッチみたい。僕らは初めて東に引っ越してきたんだ。その前は北ロンドンに住んでて、ロンドンには通算4、5年になるね。

- 10年後はどうしているでしょう?


W : ジャスティスサポートの O2 アリーナ公演。
J : できたら世界中を公演でまわりたいな。10年後には、アルバムを2枚くらい出してて、それと...

W: 素敵な家。


- では間違いなく音楽をしていますね?


J : うん、僕は一生。
W : 僕はファッション・レーベルを立ち上げたいかもしれないな。少なくともやってはみるかも。

 

- イギリス国内のみならず、ヨーロッパでも広範囲に渡って演奏活動していますね。今までのギグで面白い話はありますか?


J : ルーマニアのブカレストでのギグはとても変わっていて、よかったよ。
W : あまり何もなかったけど。

 

J : 本当に奇妙な夜でね。こぎれいなクラブでやったんだけど、あの辺りにはあまりおしゃれなクラブはないと思う、だから本当にお金持ち向け。そのクラブは全てが白い流線型で、アイポッドの内部みたいだった。
W : それでもルーマニアのそれ以外はすごく貧しくて...

J : 野良犬とかそこら中に何でもありで。

W : まぁそれはあまりうける話ではないだろ?面白い話といえば酔っぱらうことだよ。最高のギグに入るのが去年の『Shoreditch Festival』で、僕らの初ステージだった。みんな僕らの音楽を気に入って楽しんでてよかったよ。


J : 僕の今までの中での一番のライブは The End の『Durrr』だな。友達もいっぱい観に来てくれて凄くよかった。インディな感じのクラブだから、僕らがお客にどれだけうけるかよくわからなかった。

W : 音響も素晴らしかったよ。
J : あのショーは間違いなく僕らのお気に入りだね。
W : 閉店なんて残念。

J : でもその前にそこでプレイできてよかったよ。

 

映像 : Live @Durrr

- 今後のギグの予定は?日本へ来る予定は?


W : すごく行きたい!
J : いろいろなひとに会って今は計画している最中だから、来年くらいには実現するのではと思うよ。日本は今一番行きたい国かもしれない。


- 日本の印象は?
J : 都市は、東京は密度が高いのかな。

 

- 今まで行ったことないですよね?

 

J : ないよ。

 

映像 : Hell Hawk

W : みんなすごいって言うから、僕らも行ってみなくては、と思うよ。

 

- 最後に、日本のファンへのメッセージをお願いします。


W : 呼んでください!(笑)
J : 日本でギグするとしたら、ぜひ来てね。

 

myspace : joeandwillask

 

Written by Chika Aoki

Interview Photos by Toshimi Takaishi