カリブ系住人の影響で、カーニバルは年々規模が大きくなって来ている。会場となるノッティングヒルの住宅街は年に1度、人と出店とパレートで溢れかえるのだ。およそ50万人が集まる当日は町中の至る所に移動用のステージ車両が停車され、それぞれ自慢のサウンドシステムをぎりぎりまで出力するので町中どこにいても低音振動が感じられる。各ステージ間の距離は様々で近いものは
100m 程度なので、ちょうど中間あたりにいるともう何の音か全然わからない。ただ "ドンドン" "ガーガー"
と轟音エリアもあるが、そこはお祭りなのでみんな気にしないで踊り狂ってるのだ。
街に収まりきらない人
流れている音楽は、必然的にブラックミュージックが多い様だ。もちろんハードなダンスミュージック、ドラム&ベース、2ステップ・ガラージ、ハウス、テクノ、時にはサイケデリックトランスなども登場する。ステージ上には数人の
DJ が交代でプレイし MC がその場を盛り上げる。ステージ下を見ると取り囲むように人々が密集して道を塞いて、車はもちろん人をかき分け通過するだけでも30分くらいかかるのだ。従って踊ると言うよりも、体を密着させたまま振動していると言った方が適切だろう。しかしそれでもみんなその場を離れる事なく太陽の下で楽しんでいる。それを見ているとこちらのテンションも上がってくる。