Monkey Steak

UK アンダーグラウンドで活動する2人の音楽プロデューサー、Atki2 と Hanuman。彼らが立ち上げたユニット「モンキー・ステーク」は、グライム、ダブ、ジャングル、ブレイクコアなど荒く、ダーティーなビートを好み、様々な種類のサンプルを使う事で音楽の限界に挑戦しているクルー。

 

Monkey Steak : myspace.com/monkeysteak

Beatport

Beatportプレイヤーで、この記事に関連するアーティストやレーベルの曲を視聴/購入する事が出来ます。曲を聴きながら記事を読み、よりリアルな雰囲気を味わってください。

> Beatport.com

Get These TracksAdd This Player

インタビュー

- これまでの経歴を教えて?

 

A : 僕はブリストルの出身、Hanuman はロンドン出身。僕らは6、7年前ロンドンで出会って、その頃はそれぞれ別の音楽をやっていた。僕はその頃エレクトロニカやジャングルをやっていて、彼はもっとジャズやワールド・ミュージックが好きだった。それでお互いの中間に位置するサウンドを作ろう、と言う事になって活動を始めたんだ。二人ともロンドンのパイレート・ラジオが好きで、よくグライム、ガラージ、ラガなどを聴いていて、Monkey Steak もこれらの激しいサウンドを含んだ音楽にしようと思った。でも出発点は多分ガラージだね。

- 所属レコード会社は?

 

H : これまで「Werk」「Death$ucker」「Punch Drunk」からリリースしたよ。最初は Werk Records の "The Grim Dubs" と言うプロジェクトに参加した。このプロジェクトは、作者不明シリーズで5枚のリリースをしていて、僕らは1枚目と5枚目に参加してる。音楽的には「Rephlex Records」の初期リリースの様な、イカれたダブだね。

 

A : うん。あの曲はグライムに荒いエレクトロニカが加わり、ブレイクコアを盛り込んだ特殊なサウンドだ。あのプロジェクトが好評で、僕らは次のリリースに繋がった。おかげでとても良いスタートになったよ。ブリストルのレーベル Death$ucker Records からは、2枚の EP をリリースした。僕らはジャングル・ミュージックも少しつくるんだ。

それでレコードの片面はジャングル/ブレイクコア、もう片面はグライム/ガラージと、別ジャンルの音楽をあわせて1枚の EP としてリリースした。ブリストルの別のレーベル Punch Drunk からは、"Lighthouse Dub" という曲をリリ−スして、レコードの裏面には「DJ Pinch」にリミックスを頼んだんだ。

 

H : Monkey Steak でのライブでは、女性 MC と一緒にショーをやっているんだけど、彼女は元々 Hip Hop をやっていて、純粋にフリースタイルが上手いんだ。僕らは友達の紹介で知り合って、Atki2 と一緒に「Shadetek Recordings」から曲を出す事が出来た。トラック自体はグライムやブレイクコアだけど、彼女はその上に Hip Hop スタイルのラップをのせて、絶妙のサウンドを作り上げてくれた。

 

Werk : www.werk-it.com

- どんな機材を使ってる?

 

H : アー!音楽オタクの質問だね!僕らはパフォーマンスの時は Ableton を使い、スタジオでは Sony Acid や Sonic Foundry で作曲してる。

 

A : 僕らが主に作曲でやる作業は、音を細かく切り刻む事なんだ。だからシンセサイザーとかも使うけれど、基本的には WAV 音源を細かく断片化して、並べ替える "カット&ペースト" 作業だよ。

 

H : 野外で録音した環境音を使うのも好きだよ。例えば今年のグレードフェスティバルで使用したのは、去年の正月にマラケシで録音して来た "祈祷" と"インディアンの声"。

 

Death$ucker : deathsucker

Punch Drunk : www.punchdrunk.org.uk

- そうやって違う種類の音を組み合わせて1曲にするんだね?

 

H : そう。まだまだたくさんの音が音楽として機能して、人々を踊らせる事が出来ると思ってる。たとえそれがインディアンの声だろうが、ヤギの鳴き声だろうが、関係ないね。

 

- 2人ともロンドンとブリストル、別々の場所に住んでいて、どうやって一緒に作業するの?

 

A : 僕らは殆どサンプル音楽だからね。MSN メッセンジャーで、データのやり取りが出来るんだよ。でもお互い頻繁に、相手の家に訪れる様にしているけどね。

- インターネットの実用性についてどう思う?

 

A : 大きいね。特に「The Grim Dubs」のプロジェクトでは、人々がフォーラムで討論してくれたおかげで、評判になったからね。ネットの効果は強大だよ。

 

H : 一般的に新しい音楽ジャンルが広まる原因はインターネットにあって、アーティストの名前や音楽の情報を共有する事でファンが増えて行くんだ。

 

- 今後の予定は?

 

A&H : 日本に行ってライブがしたい!誰かコネがある人は是非呼んでほしいな。

 

Written by Selph

Translated by Irie