大人のニキビ

大抵の人は一度や二度、十代の頃にニキビに悩まされたことがあると思いますが、大人のニキビはやっかいです。いろいろな化粧品やフェイシャルを試してみて一時的に良くなっても、いずれぶり返すケースを見かけます。それでは普段の食生活を見直してみてはどうでしょうか?毎日の食事がニキビの状態を左右しているかもしれません。しかし、残念なことにニキビの原因は遺伝的な要素が強く、同じ物を食べてもニキビにならない人はやっぱりならないものです。でもあきらめてはいけません。食生活の向上はニキビの原因を完全に取り除くことはないものの、ニキビの状態をひどくなるのを防ぎ、また向上させます。朝の肌の状態で一日の気分が左右される気持ちも十分理解できますが、長い目で見てニキビと向き合う姿勢であまりストレスを溜めないようにしましょう。

なぜニキビになるのか?

ご存知のように、ニキビは毛穴に詰まった皮脂がバクテリアの活動によって炎症を起こしている状態です。汗腺から分泌された皮脂は、肌表面のターンオーバーの遅れにより毛穴に蓄積されていきます。過剰な皮脂生産は平均よりも多いもしくは活発な男性ホルモンの活動によって起こりますが、中には既に何らかのホルモン疾患を抱えている人もいるかもしれません。しかし多くの人は血液検査をしてもそのような結果が出ません。何が原因かと言うと、肌細胞の男性ホルモンに対する過剰反応です。これは遺伝的な要素が強いものです。また、ニキビのできやすい人は肌細胞内のビタミン A が不足しているケースが多いことが研究により明らかなっています。ビタミン A は肌のターンオーバーを正常なスピードで行うもので、不足すると毛穴をブロックする原因になります。その他重要な原因はストレスです。ストレスはサブスタンス P というものを介して直接皮脂腺を刺激します。

ニキビを向上させる食事 - 1

ニキビを向上させるには、肌のターンオーバーをサポートし皮脂の生産を抑え、炎症を抑えることです。肌のターンオーバーにはビタミン A が重要です。ビタミン A は動物性のもの (牛乳、バター、卵の黄身、肝臓など) に豊富ですが、植物性ベータカロチンも体内でビタミン A と同じ働きをし安全な為たくさん摂ることをお勧めします。ニンジンを始めとしてオレンジや黄色い野菜に含まれています。炎症を抑えるには魚やナッツ・種類に含まれる必須脂肪酸が不可欠です。以前にも触れたように、良い油は悪い油を細胞内から追い出します。車のオイルを交換するように私達の細胞にもきれいなオイルが必要です。また亜鉛の摂取もとても重要です。亜鉛はナチュラル抗生物質とも呼ばれ、バクテリアと戦い炎症を抑えてくれます。亜鉛は動物性の食べ物 (赤肉やチーズ) やカキに豊富で、植物性のものは体内での吸収がかなり劣る為、サプリメントの使用が不可欠です。

ニキビを向上させる食事 - 2

皮脂の生産量は主にホルモンの指令によって決められます。男性ホルモンに敏感な細胞を持つニキビ肌の人は皮脂生産を増加する食べ物を制限する必要があります。乳製品や肉類にはいろいろなホルモンが含まれているケースがあるので、食べる量を減らして下さい。また、様々なホルモンは体内で繊細にバランスを取り合っています。したがって血糖値を調整しインスリンのレベルを一定に保つことが出来たら、その他のホルモンのバランスも整ってきます。ニキビ肌の人には植物性タンパク質 (豆類など) や魚を重視した食事をお勧めします。炭水化物はなるべく精製されていないもの、また食べる時はかならずタンパク質と一緒に。チャーハンなどの米メインの食事よりもメインの取り合わせとして食べて下さい。その他、カフェインは出来るだけ避けて下さい。ストレスホルモンを刺激して、皮脂腺を刺激します。コーヒーだけに限らず、チョコレートやコーラなどのソフトドリンクにも含まれています。

ニキビ対策サプリメント

頑固なニキビに対抗するには、サプリメントの使用は不可欠なようです。いくら食事に気を使っても、ニキビ肌を向上させるには普通肌の人以上にケアが必要です。皮脂生産量は食事改善が主な方法ですが、その他はサプリメントの使用を考慮してみて下さい。重要な物を挙げると、ビタミン A ・ E ・ C 、亜鉛、セレニウムと必須脂肪酸 (オメガ3など) になります。これらのビタミン、亜鉛、セレニウムは抗酸化効果があり炎症を抑え、肌のダメージを最低限にとどめます。また、ビタミン A は肌のターンオーバーに。亜鉛は必ず取り入れたいサプリメントです。必須脂肪酸も炎症を抑え、細胞膜の油分調整に不可欠なので取り入れて下さい。それぞれのサプリメントの摂取量ですが、残念ながらこの場では提供できません。個々それぞれの体の状態を見て判断するのをお勧めします。購入の際にサプリメントアドバイザーと相談しましょう。特にビタミン A は多量に摂りすぎると体に負担をかける場合があります。


著者プロフィール

ニュートリショナル・セラピスト 黒川 陽子 (くろかわようこ)

 

英国にて国際エステティシャンの資格 CIDESCO を取得後、ウエストミンスター大学 Nutritional therapy (栄養セラピー) でホリスティックな食生活・サプリメント療法を学ぶ。日本人初の栄養セラピストとして、ロンドン市内で活躍中。健康問題全般を取り扱うが、エステティシャンとしての知識も生かしスキンスペシャリストとして本当の意味でのアンチエージングを提案。たくさんの女性が綺麗になれるように応援するためビューティートリートメントと栄養セラピーを融合したサロン ROYKA (ロイカ) を主宰。

 

Website : http://www.royka.co.uk/

 

Nutoritional Therapy コラム

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  5. 大人のニキビ