Sleep problem and insomnia

経験した人は知っている不眠症の恐ろしさ。外は暗くなり、体はくたくた、早く眠りたいのにベットに入るとすぐ一人きりの眠れぬ夜が始まる。今月は、色々なタイプの不眠症とその原因を分析しながら、睡眠を取り戻すレメディを紹介します。一般に睡眠トラブルといっても、それがどんなタイプなものか、どのような原因からくるものか、また慢性のものかどうか、実に様々です。下記にそれらをリストアップしていきますので、どれがあてはまるか考えてみましょう。あなたのタイプは一つかもしれませんし、全てのコンビネーションかもしれません。なぜ自分はよく眠れないのかをまず理解することが大事です。

 

 

THE MIND

ベットで横たわっているときに、色々な ''考え'' がぐるぐると頭の中で廻っているタイプです。この考えがランダムなものか、特定したものか、または不安や心配ごとかを明らかにしてみましょう。この考えはストレス的なものや悪い事に限らず、わくわくするような楽しみなことである可能性もあります。

 

THE BODY

あなたの不眠は、肉体的な症状の痛みや痒み、体温や汗などに関係しているところから来ているのかもしれません。もし何かしらの肉体的症状があるとしたら、それがあなたを眠りから遠ざけているかどうか考えてみましょう。

 

 

 

 

BODY CLOCK

もしかするとあなたは、寝付けるのだけど何度も夜中に目が覚めたり、または飛び上がって起きたり、その後眠れなくなったりしませんか ? おそらく人と違う体内時間になっているのかも。例えばシフト制の仕事、授乳をする母親を含む夜の時間の仕事をしている人などは、寝たいとき / 寝るべき時に起きていることになり、それが不眠を引き起こすことになることもあります。なぜ体が休むべきときにそうしないかは色々な理由がありますが、中毒性のあるスリーピングピルに手を出す前に、体に害のなく習慣性にならないホメオパシーを試してみましょう。ここからはあなたを眠りに導くレメディの紹介です。

コフィア(COFFEA CRUDA)

眠りを妨害しているのが、“精神的な興奮” や “神経質的な刺激” というのがこのレメディのキーポイントです。眠りの妨げになる思考は楽しいこともあるし、悲しいこともあります。楽しい事が次の日に起きるんじゃないかとわくわくしながら床に着くのですが、夜が更けるに連れてストレスが溜まり、疲労してゆきます。一旦寝付いたとしてもたいがい眠りは浅く、刺激的で生々しい夢を見ます。また、微かな音や動きで睡眠妨害されます。このレメディはカフェインのとりすぎによる不眠にも効果があります。

 

カリフォス (KALI PHOSPHORICUM)

仕事のし過ぎや精神的な緊張、重い病気の後の疲れからくる 精神的過労による不眠症のある人は、このレメディが合うでしょう。このタイプの人は全体的に弱く、音や光、痛みなどに敏感です。胃の中が空っぽになったような感覚と共にいらいらしたり、落ち込んだり、心配したりすることがよくあります。


フォス・アシッド (PHOSPHORIC ACID)

このレメディはエネルギーが強くバイタリティーがありますが、過去にかかった重い病気以来、以前の調子が戻らない人に良いです。肉体的なストレスと同様、失望、悲嘆など、精神的ストレスも原因になります。どうしようもなくなった肉体と精神的疲労という症状がよくみられ、日中は眠く夜は眠れないタイプ。

 

ピクリック・アシッド (PICRIC ACID)

フォス・アシッドに似たレメディですが、特に勉強や考え過ぎによる疲れきった人におすすめです。フォス・アシッドと同じく、 日中は眠く夜は眠れないタイプ。


コキュラス・インディカ (COCCULUS INDICA)

このレメディが助けになることが多いのは、赤ん坊の面倒をみたり、病人の看護、不規則な仕事時間や、旅行 / 時差ぼけ、コンスタントな心配事や不眠症のためにおこる長い期間の睡眠不足から ''疲れすぎて眠れない'' ようになってしまった人。このタイプの人は虚弱で目眩などに悩ませられることが多く、考えをまとめる事が困難に感じます。またイライラしたり涙ぐむことがあります。

 

サルファー (SULPHUR)

絶えず溢れ出てくるアイデアによって起きてしまうタイプ。刺激的で生々しい悪夢が眠りを妨げ、起きた時もすっきりしません。ベットの暖かさを不快に感じ、特に足が熱く感じられます。肌の痒みを感じる人いるでしょう。それもまた不眠のひとつの理由になっています。


イグネシア (IGNATIA)

あなたの不眠症が感情的なこと (悲嘆や失望、うまくいかなかった恋愛、ショック、または論争など) によって引き起こされているものなら、このレメディが助けになるでしょう。繊細でナーバスなタイプに良くあい、''ため息'' や ''あくび'' が日中に出ますが、夜になるとリラックスすることができません。眠りにつこうと頑張ると手足がピクピクと引きつったり、痒くなったりします。もし眠りにつけたとしても眠りは浅く、手足に引きつる感じがあったり悪夢をみます。

 

アーセニカム・アルブ (ARSENICUM ALBUM)

日中は眠たいのですが、夜になると不安になり、ベットの中で落ち着かず、非常に寒さを感じます。このタイプの人は、健康や財政面での心配することが不眠の原因になります。''心配性や何かをせずにはいられない'' のがこのレメディが必要な人。多くは疲労困憊で、肉体的、精神的に落ち着きがなく休まることがありません。眠りが訪れても心配がちで、妨げられることがあります。


アヴェナ・サティーヴァとパシ・フローラ (AVENA SATIVA and PASSIFLORA)

Vol.2 の記事でも出てきましたが、これらは副腎線システムのサポート用で、あなたを落ち着かせ眠りに導きます。6x のポーテンシーを1日3回、最長4週間摂取してください。

 

上記の レメディは (他に明記してなければ) 6c か30c のポーテンシー (強さ) のものを朝と夜に1つずつ、最長2週間、または症状が良くなってくるまで摂取してください。もし2週間経っても変わらない場合は、そのレメディの摂取を中止し、他のレメディを試してみるか、ホメオパスに相談してください。ホメオパスはあなたのケースをと詳しく調べ、最も合ったレメディの処方箋を書いてくれます。

 

Written by Aiko Dinan

Translated by Satoko Ichimura

ホメオパス Aiko Dinan

1983年に日本からエジンバラ (スコットランド) へ移住。1993年 UCL (ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン) へ入学し、現代語学を専攻。同様、ドイツ・ケルンで同学科を学んだ後、ホメオパシーの世界へ入る。4年間の修学中に「修士号」を取得し、イギリスで最も威厳のあるホメオパシック・ファーマシーで、レメディ処方の経験を積む。現在、ロンドン中心部メイフェアにある Nelsons Homeopathic Pharmacy Clinic (ネルソンズ・ホメオパシック・ファーマシー・クリニック) で働いている、イギリス ARH (Alliance of Registered Homeopaths) が認定するホメオパスである。

 

Nelsons Homeopathic Pharmacy Clinic

Address : 73 Duke Street Mayfair London W1K 5BY

Tel : +44 (0)20 7079 1282

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