早春の候

ロンドンにも ''クロッカス'' や ''らっぱスイセン'' の芽吹きを境に、小さな春の訪れが感じられるようになってきました。まだまだ寒い毎日ですが、トンネルのむこうの明りを頼りに頑張りましょう。春は、きれいな花や新緑と共にやってくるアレルギー地獄、いわゆる『花粉症』の始まりでもあります。花粉症とは、鼻、喉、口蓋、上顎洞、目の粘膜に起こる炎症反応のことです。主に草木などの花粉によって引き起こされ、埃や化学物質、大気中に漂う汚染物質などにより悪化します。症状は、「くしゃみ」「鼻水」「鼻づまり」「目、口蓋、のどの痒み」「ぼーっとした感じ」など。胸が締め付けられる様に感じたり、ぜいぜいとした息がでることもあります。今回はホメオパシーレメディを使って、このナイトメアへの対策を紹介しましょう 。

 

 

花粉症の治療には一般的に抗ヒスタミン剤が使われますが、この薬は眠気を引き起こすことが多く、たとえ症状が収まっても副作用が発生し、何をするにもかなり辛い一日になります。ステロイドのスプレーやタブレットクリームなども、症状を押さえ込むだけで根本治療にはなりません。これらの薬には速攻性がありますが、長い目でみて体に悪影響のないオルタネイティヴな自然治療を好む人もいるでしょう。これから紹介するレメディは、30c のポーテンシーのものを1日3回服用してください。1つずつでも、いくつか組み合わせても摂取できます。またホメオパシー薬局では、それらのレメディを一緒に調合して、コンビネーションレメディを作ってくれます。

ユーフレーシア (EUPHRASIA)

<主に目の症状>

目の炎症。結膜炎。痒み、刺すような感じの涙。焼ける様な粘膜。粘りのある痛みの伴わないタイプの鼻水。

 

アリアムシィーパ (ALLIUM CEPA)

<主に目と鼻の症状>

くしゃみの始まり。水っぽく刺激性のある目と鼻からの排出物。赤剥けてひりひりするかんじの鼻。外気で好転する症状。

 

サバディラ (SABADILLA)

<鼻と軟口蓋の粘膜への症状>

発作的なくしゃみ。詰まったかんじの鼻。痒くうずくかんじの鼻と口蓋。耳のなかでのむずむずする感じ。大量の水っぽい鼻水。花のにおいや刈ったばかりの草から起こる花粉症。熱く焼けるかんじのまぶた。

 

 

ワイスィア (WYETHEA)

<主に喉の症状>

痒みや、腫れ、乾燥した感じの喉。むず痒い、焼ける様なかんじの管。むずむずしたかんじの乾燥した咳と喘息。喉の乾燥のために常に何かつばや唾液を飲み込みますが、調子は良くなりません。

 

ナットミュアー (NATRUM MUR)

<主に水っぽい排出物の症状>

赤く焼ける様なまぶた。くしゃみと 鼻と目からの透明な水っぽい排出物。喉の奥のむず痒さからくる咳。においと味の感覚麻痺。太陽のしたで症状悪化。海辺で症状好転。

 

アーセニカムアルブ (ARSENICUM ALBUM)

<主にぜいぜいとした息のある花粉症の症状>

全ての体からの排出物は灼ける様な感じ。くしゃみは鼻の痒みを伴い、急速に悪化。喘息の症状は深夜に悪化することもあり。

 

Mixed pollens & Mixed Glasses

このコンビネーションレメディは花粉と草から作られたもので、 大気中の花粉への過敏反応を減らしてくれます。30c のポーテンシーを毎日、花粉の季節の間服用してください。ホメオパシー薬局で調合してもらえます。


LUFFA NASAL SPRAY

花粉症の鼻づまりなどの症状を和らげてくれるスプレー。

 

ハーブでの洗眼

洗眼用のカップに一滴のユーフレーシのハーブティンクチャーと蒸留水を入れます。これで症状を和らげる洗眼水の出来上がりです。または、オキュローヒール (OCCHULOHEEL) という一回分ずつパックになった目薬があります。使いやすく、花粉症に非常に効果的、ホメオパシー薬局にて購入できます。

 

Written by Aiko Dinan

Translated by Satoko Ichimura


ホメオパス Aiko Dinan

1983年に日本からエジンバラ (スコットランド) へ移住。1993年 UCL (ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン) へ入学し、現代語学を専攻。同様、ドイツ・ケルンで同学科を学んだ後、ホメオパシーの世界へ入る。4年間の修学中に「修士号」を取得し、イギリスで最も威厳のあるホメオパシック・ファーマシーで、レメディ処方の経験を積む。現在、ロンドン中心部メイフェアにある Nelsons Homeopathic Pharmacy Clinic (ネルソンズ・ホメオパシック・ファーマシー・クリニック) で働いている、イギリス ARH (Alliance of Registered Homeopaths) が認定するホメオパスである。

 

Nelsons Homeopathic Pharmacy Clinic

Address : 73 Duke Street Mayfair London W1K 5BY

Tel : +44 (0)20 7079 1282

Homeopathy レッスン

  1. ホメオパシーとは
  2. 年末年始の疲れた身体を癒す方法
  3. 花粉症対策
  4. 不眠症の原因分析と解消法
  5. 応急処置の必需品
  6. 生理痛の緩和療法
  7. 頭痛・偏頭痛の対処法
  8. 肌トラブル・皮膚炎のケア
  9. 旅行携帯用レメディ
  10. 冬季 ''うつ病'' の防御法