余寒の候

疲れ気味で、ブルーでなんだか調子が出ない。外はどんより暗くて寒くて、おまけに財布の中も寒い。楽しいパーティも年末で終わってしまったし、うーん... ハッピーなニューイヤーからは、ちょっとほど遠い ? ヘクティク (大忙し) な年末行事を終えて、ようやくこれからいつものリズムに戻り始めたところ。2008年に向けてのルーティーンな生活。とは言っても、クリスマスとニューイヤーの疲れのしわ寄せを感じる人もたくさんいるはず。エネルギーの低下やけだるい感じ、またブルーな気分な人も少なくありません。これは肝臓が少し怠慢になっているケースがほとんどなのです。肝臓は飲食物に含まれる化学調味料やアルコールなどの毒を分別する働きがあり、分別された毒はその後体内から排出されます。つまり飲食物はすべて肝臓を通ることになるので、年末のヘビーな食事やアルコールであなたの肝臓はフル回転することになります。

さてこの分別作業ですが、この役割を果たすために肝臓は非常に良い状態に保たれていることが必要になります。肝臓が十分良い状態でないと毒素が溜まってしまうので、疲れやけだるさを感じ、調子が出ません。睡眠も良くとれず、朝もなんとなく爽快じゃない感じがすることも。新年の初めの ''よしやるぞー'' というようなパワーが出ないのもこのため。肝臓不調の主な症状は、無気力、不眠症、エネルギーの低下、頭痛、便秘、短気、肌荒れなど。肝臓に溜まった毒によってよく起こる幾つかの症状は、ハーブとホメオパシーのレメディによってきれいにする事が可能です。肝臓は健康な体への一番のキーファクターですので、きちんと面倒をみて、TLC (テンダー・ラヴイング・ケア)をあげるのは非常に大切。さあここで、爽快な気分に戻るためのポイントをみてみましょう!

お勧めレメディ講座スタート

前回の記事でも説明した通り、ホメオパシーのレメディには副作用が全くありませんので、気軽にここに書いてあるレメディが効くかどうか試すことができます。30c のレメディを一錠ずつ1日2回、一週間試してみてください。一週間以内で症状が良くなったら、レメディを取るのを止めてもかまいません。もし症状がぶり返したり、効き目が止まってしまったら再度服用してください。一週間とっても何も変化が見られないときは、そのレメディは合ってません。違うレメディを試してみましょう。

ナックスボミカ (NUX VOMICA)

最も重要な肝臓用のレメディの1つで、肝臓の働きをサポート、溜まった毒をデトックスし体内から排出します。過度な食事、酒、薬などによって疲れている肝臓へ。二日酔いにもよく効きます。 ナックス・ボミカのキーポイントは飲食後や薬 (娯楽用、処方薬) の服用後の ''つまっている'' 症状に効果的だということ。例えば、血液循環の悪い頭痛や便秘などですね。このレメディを必要とする人はだいたいにおいて短気で怒りっぽく、せっかちなタイプ。刺激のあるもの、例えばコーヒー、アルコール、タバコ、ドラッグ、そしてスパイスのきいた食べ物などが好物ですが、これらは好きなものであるにも関わらず摂取すると、調子が悪くなる傾向があります。

ライコポディアム (LYCOPODIUM)

ライコポディアムも大変すぐれた肝臓用のレメディ。主に食後に起こる症状に働きかけます。特に消化作用はこのレメディでかなり助けられます。お腹がふくれたり、ガスっぽかったり、ゴロゴロ音を出している時、また腸の動きが鈍いときなどに効果的。このレメディが効くのは甘い物好きな人が多いようです。たしかに甘いものは消化作用に問題を引き起こす事があります。ライコポディアムが必要なタイプは、心配症で自尊心がない人、また短気で怒りっぽい性格でもあります。


ハーブトニック (HERBAL TONICS)

ハーブは身体器官をきれいに保つサポートするのに、優れた手段です。肝臓用のハーブまたはコンビネーションハーブをとるということは、肝臓の大好きな食べ物や栄養を与えているのと同じ事なのです。それは直接肝臓に働き、洗浄作用を助け、エネルギーを戻します。つまり肝臓を元気づけてあげるのです。一回分の投薬量は様々ですが、一般的には10ドロップまでの量を少量の水に入れたものを朝と晩に服用しますが、行きつけのプラクティショナーもしくは、ハーブを購入するときに薬局の方に投薬量をきいてください。今回リストにあげたハーブは、6ヶ月まで継続しての服用は安全ですが、それ以上続けたい時は、数週間のブレイクを間にはさんでください。


カーダスマリアナス (CARDUUS MARIANUS)

チェリドニアム(CHELIDONIUM)

2大肝臓サポートハーブです。カーダス・マリアナスは、アルコールで肝臓が弱っている時のサポートに最適。チェリドニアムは、ホメオパシーレメディのライコポディアムと似た作用のあるハーブです。ライコポディアムが合うようならチェリドニアムをサポート用として、同時に服用する事もできます。肝臓サポートと同様に神経システムを簡単にみてみるのも良いアイデアです。もしシステムが過度に興奮状態にあり、気分が張りすぎている時は、アドレナリンの出る副腎線システムのチェックアップが必要になります。

パシフローラ (PASSIFLORA)

アヴェナサティーヴァ (AVENA SATIVA)

2大副腎線システムのサポートハーブで、過度の刺激性物質に関連する症状に良く効きます。これらは神経システムを落ち着かせ、体に静けさを取り戻し休養を取らせます。これらのハーブは人に安眠を取り戻させ、中毒性の刺激物 (コーヒーやドラッグなど) をやめるサポートにもなります。免疫システム強くし、血液を浄化する強壮剤はエキネーシア。免疫システムを働かせ冬場にはやる風邪などの伝染病を体から取り除く働きをします。

BACH FLOWER ESSENCES

バッチフラワーエッセンスは効果的でとても使い安く、体にもやさしいレメディーで、特に感情的な症状をサポートします。これはホメオパシーのレメディと同じく自己治癒力を体にきづかせる働きを持つもの。ここで2つほどこの時期にありがちなムードにあったものを紹介します。

 

ホーンビーム (HORNBEAM) はぐずぐずしたムードの時に。なんだか面倒くさくて、何かをしようにもパワーがなくて始められない。そんな月曜の朝のような気分の時は、全ての事が半端仕事の様。ホーンビーンはエネルギーを取り戻しいつもの自分に戻る手助けをします。

マスタード(MUSTARD) は憂鬱で陰気、そして不吉な気分の時に。そんな事を感じる理由なんてないのに、ふさぎ込んでしまう。日常生活でなにも支障はないけどなぜかだめな絶望的な気分、全てのことがわびしく見え気がめいる。マスタードはそんなもやもや気分を吹き飛ばし、輝く毎日にあなたを連れ戻してくれます。

最後にしかし忘れてはならないのが、水。たくさんの水を飲むことは体からの毒素排出の助けになります。体の大部分は水分、水を飲む事によって古い毒素を洗い流し体をリフレッシュさせます。

 

注)ホメオパシーやバッチフラワーエッセンスを他の医療体系からの代替え用や、命に関わる様な救急の場合での使用にはプロフェッシヨナルの助言なしには行わないでください。どんな小さな健康問題もプロフェッシヨナルのサポートが必要不可欠です。また使用の選択は個人責任になります。

 

Written by Aiko Dinan

Translated by Satoko Ichimura

ホメオパス Aiko Dinan

1983年に日本からエジンバラ (スコットランド) へ移住。1993年 UCL (ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン) へ入学し、現代語学を専攻。同様、ドイツ・ケルンで同学科を学んだ後、ホメオパシーの世界へ入る。4年間の修学中に「修士号」を取得し、イギリスで最も威厳のあるホメオパシック・ファーマシーで、レメディ処方の経験を積む。現在、ロンドン中心部メイフェアにある Nelsons Homeopathic Pharmacy Clinic (ネルソンズ・ホメオパシック・ファーマシー・クリニック) で働いている、イギリス ARH (Alliance of Registered Homeopaths) が認定するホメオパスである。

 

Nelsons Homeopathic Pharmacy Clinic

Address : 73 Duke Street Mayfair London W1K 5BY

Tel : +44 (0)20 7079 1282

Homeopathy レッスン

  1. ホメオパシーとは
  2. 年末年始の疲れた身体を癒す方法
  3. 花粉症対策
  4. 不眠症の原因分析と解消法
  5. 応急処置の必需品
  6. 生理痛の緩和療法
  7. 頭痛・偏頭痛の対処法
  8. 肌トラブル・皮膚炎のケア
  9. 旅行携帯用レメディ
  10. 冬季 ''うつ病'' の防御法