 |
イーストエンドのほのぼのマーケット
若者に人気のマーケット ''ブリックレーン'' や ''スピタルフィールズ'' から徒歩圏内にある『コロンビア・ロード・フラワー・マーケット』は、様々な切花や大小の鉢植えで彩られる華やかなマーケット。植物好きの人もそうでない人も、その可愛らしい世界にきっと魅了されるであろう。開催は、毎週日曜の午前8時から午後2時までのみ。このマーケットでは切花や鉢植えに混じり、球根やテラコッタ、ポットなどのガーデニング用品も並べられ、下代価格で手に入る。マーケットの至る所で「3束で5ポンド!」などといった威勢のいい掛け声が飛び交う中、熱心に花を選ぶ人、嬉しそうに花を抱えて帰る人、オープンカフェで話に花を咲かせる人などで賑わっている。
|
 |
このマーケットの人気の秘密はやはり、手ごろな価格帯と春先にはガーベラ、夏には向日葵などといった季節の彩を堪能できること。またクリスマス前には、大小さまざまなツリーやオーナメント、リースで埋め尽くされるのだ。閉店間際の1時ともなれば、さらに安売りが始まる。 |
 |
由来
このフラワー・マーケットは元々、植物に特化したマーケットとしてではなく、19世紀に食品や日用品を売る通常のマーケットとして始まった。鉄道の開通計画に伴って、店舗とその上に商人のための安い宿・住居を包括したゴシック建築のマーケットがデザインされたが、この鉄道は結局開通することなく、マーケットは廃れ、建物は倉庫として使われるようになった。その後ユダヤ系移民がここに異動し、家族経営の家具屋や工場を経営するようになった。当時、花市としてはスピタルフィールズやコベント・ガーデンが有名であったが、1927年に商人は特定の商品免許を取得。これを機にコロンビア・ロードのマーケットは花に特化することになり、花市として知られるようになった。 |
 |
花だけじゃない !
花にはあまり興味は無いという人も、マーケットの時間に合わせて開店するブティックやアンティークショップ、インテリアショップ、ギャラリー、香水店、オーガニックカフェやレストランなど、訪れる価値が大いにある。マーケットの時間に合わせて、日曜にしか開店しない店も多い。センスの良さもあってか、どの店も土曜の早い時間帯にもかかわらず、若者や家族連れで賑わっている。一軒一軒のぞけば、きっとお気に入りのお店が見つかるはず。
ここで二軒の素敵なショップを紹介しよう。 |
 |
Treacle
可愛らしい店構えのショップが並ぶコロンビア・ロードの中でも、一際目を引くウィンドウがある。ここには、欧州スタイルの菓子パンから英国スタイルのケーキまで愛らしいスウィートが勢ぞろい。カフェでは、英国伝統のレモネードやジンジャービールなども賞味できる。おもちゃのようなキュートなカップケーキは、大・中・小と3サイズ展開しており、見た目よりも甘すぎないやさしい味。冬場はケーキと一緒に、ショップがお勧めするホットチョコレートでほんわか気分を味わっていただきたい !
http://www.treacleworld.com/ |
 |
Angela flanders
もともと衣装デザインをしていたアンジェラ・フランダースが、1980 年代に始めた香水店。天然のエッセンスだけを使い、家でブレンドしているという彼女の商品は、ここでしか手に入らない希少価値の高いもの。観光で大きな花束は抱えて帰れないという人も、これならお土産に最適。
http://www.angelaflanders-perfumer.com/
|
 |
マーケットに行くには?
地下鉄ノーザンライン Old Street 駅から徒歩10分。または、地下鉄セントラルライン Liverpool Street 駅から26 / 48番のバスで BINGO HALL で下車 。セントラルから55番のバスも利用可能。
お暇な日曜日、イーストロンドンで ''マーケットめぐり'' をしてはいかがでしょうか。
Written by Tomoko Hayakawa
Photos by Miho Watanabe |
|
|