アロマセラピーマッサージ体験リポート

本場ロンドンでのアロマセラピー・マッサージをリポートしたいと思います。今回紹介するのは、コヴェント・ガーデンにある 「NEAL’S YARD (ニールズ・ヤード)」 というサロンです。ここはエッセンシャルオイルや化粧品、バスグッズなど数々のオリジナル商品を生産しており、アロマセラピスト養成も行っています。このサロンで使われるオイル等は、もちろんニールズ・ヤードのオリジナル商品です。 イギリスでは知名度も高く、多くの人たちがここの商品を利用しているとのことです。

カウンセリング

歴史の重みを感じる階段を上った2階に、そのサロンはあります。いかにもイギリスらしいフローリングの廊下の奥に、マッサージ・ルームがありました。セラピスト共にその部屋へ向かい、まずはカウンセリングから。気分、体調、生活リズム、性格など細かくセラピストと会話していきます。なんとなく緊張気味だった私もこのときはすでにリラックスしていました。 カウンセリングを行いながら、どんなオイルが、今日の私にふさわしいか選んでくれるのです。そして、最近寝不足気味であることを話し、尚且つ肩こりに効くオイルをブレンドしてもらいました。私がブレンドしてもらったのはオレンジ・ブロッサム (別名ネロリ) とジャスミン。オレンジ・ブロッサムの爽やかなフローラルの香りと、ジャスミンの高貴な香りが織り交じってなんともいい気分。心も身体もすっかりリラックスして、ウトウトと眠くなっていました。

マッサージ開始

カウンセリング後は服を脱いでマッサージ施行スタート!どの程度の力でマッサージしていくか ''ソフト・ミディアム・ハード'' から選べます。今回はミディアムでお願いしてみました。まずはうつ伏せになり、タオルの上から身体を押していきます。深くどこかへ沈んでいくような、そんな気分になります。ではいよいよ、オイルマッサージ開始です。背中→足→腹部→肩→首へと進んでいきます。時には力を込めて、時には抜いて。マッサージ一連がとてもリズミカルに感じられました。リンパの流れが刺激され、身体が目覚めてくるような感覚です。

最高のリラックス・タイム

セラピストにリードされてオイルのにおいを嗅ぎながら、呼吸を整えていきます。私は呼吸が浅く、最初のうちはなかなか上手にできませんでした。何度かやっていくと、肺が膨らみ呼吸するのが楽になってきます。全身の空気が入れ替えられたような感覚。 終了時には再びタオルの上から身体を押していきます。マッサージ後の身体を鎮めるためです。一通り終わると、話すのもままならないほど、全身がリラックス。頭もボーっとします。『とっても気持ちよかった』 これが、なんといっても一番の素直な感想でしょうか。

病院でのアロマセラピー

イギリスでは医療現場にも積極的にアロマセラピーを取り入れています。緩和ケアの一環として取り入れられています。緩和ケアとは、治癒を目指した治療が有効でなくなった患者に対するケアのことを指します。患者さんやその家族にとってできる限り可能な、最高の QOL (Quality Of Life : 生活の質) を実現することが目標とされます。対象となる患者さんは化学療法、放射線療法、透析などで通院中の外来患者さんや入院中の患者さんなどです。主にマッサージを行いますが、施行前には医師・看護師などとカンファレンスを用います。患者さんに使用するオイルは1% に希釈されており、グレープフルーツ、ローズマリー、ラベンダーなどが含まれています。

患者に対する効果

患者さんにはオイルのもたらす効能による、リラクゼーション効果が期待されます。しかし、それ以上にアロマセラピストによる軽いタッチングや会話などで得られるコミュニケーションによる精神安定の効果が、緩和ケアで注目されているのです。最近は日本でも看護の一環としてアロマセラピーを取り入れている病院が徐々に増えてきています。しかし、アロマセラピーが独立して患者ケアにあたることはまだまだ少なく、あくまでも看護の一環です。今後、日本でもさらにアロマセラピーが病院やクリニックなどで浸透していくことを願っいます。健常者のみならず、病気を患った方にも、上手にオイルを選んでアロマセラピーを生活に取り入れて欲しいのです。

最後に

これまで7回にわたりアロマセラピー講座を開いてきました。アロマセラピーは精油一つ、持っていれば今すぐにでも始められます。なかなか始めづらいと思っている方も、どうか精油一つを手にとってみてください。自分の好きな香りでいいのです。そのとき、自分がいい香りだと感じたものがあなたの身体が必要としているものかもしれません。精油は持っているけれどもマッサージや芳香浴は面倒で使ったことがないという方。まずはティッシュに精油を一滴垂らして、それをいつも持ち歩くかばんや、手帳にはさんでみてください。かばんを開けたとき、手帳を開いたときに精油の香りがいつも忙しく毎日を送るあなたの生活を潤わせてくれることでしょう。 肩肘張らずに、もっと手軽にもっと簡単にアロマセラピーを生活に取り入れてみてください。あなたのそばにいつもアロマセラピー。あなたに香りのある生活がおとずれますように。

 

Written by Sayuki Ando

 

 

Aromatherapy レッスン プログラム

  1. アロマセラピー入門
  2. アロマセラピーの歴史
  3. 手軽にできるリラックス法
  4. 身体の症状に合わせた製油の使用法
  5. 精油使用時に必要なキャリアオイルについて
  6. 自分で作る基礎化粧品
  7. マッサージ体験リポート / 病院でのアロマセラピー