精油の種類

前回お話した精油の使用方法と注意事項を踏まえて、今回は何十種類もある精油から、代表的なものを紹介していきます。また、皆さんが抱えている悩みや症状に合わせた精油と、その使い方を紹介していきます。それでは注意点をよく守って実際に精油を使ってみましょう。精油の効能を利用することで身体のさまざまな不調に対して症状を軽くしたり改善することができます。精油を自分の体調のコントロールをしていきましょう。

なかなか眠れないときは

夜、なかなか寝付けないときってありますよね?そういう時はまずはリラックスすることが一番です。暖かいハーブティーやミルクを飲んだり、お風呂に入って身体を温めたり(身体を温めることで全身の筋肉の緊張が解け、眠りにつきやすくなります。)、お気に入りの音楽を聴いたり。一日、頑張った自分をいたわってあげましょう。そして寝るとき、枕元に精油を含ませたガーゼやティッシュを置いてみましょう。自分の好きな香りで結構です。心が休まる、リラックスできると感じた精油を選びましょう。精油の量は1〜2滴でOK。量が多いと刺激が強すぎる場合があるので注意してください。
■おすすめの精油 : アンジェリカ・ベルガモット・コリアンダー・フランキンセンス・ラベンダー・マンダリン・ネロリ・ローズ・イランイランなど

身体が冷えているとき (冷え性)

身体を温めるのはお風呂に入ることが最も有効です。全身浴や半身浴など取り入れて身体を温めましょう。できれば毎日続けることが大切です。お風呂に入り、身体を芯から温め代謝を良くすることで冷えにくい体になることができます。ロンドンではシャワーだけしかないなんて家も多いのでは?シャワーだけでは十分に身体が温まりません。そういう方には、足湯をおすすめします。大きめの桶やバケツにお湯をはり、足をふくらはぎくらいまでつけてみてください。心臓から最も離れている足は身体の中で特に冷えやすい場所です。その足を暖めることで身体全体を暖めることができます。ここで精油の登場です!お風呂、足湯の時、湯に精油を落としてみましょう。(全身浴法、足浴法はVOL.2を見てくださいね)
■おすすめの精油 : アンジェリカ、アニシード、ブラックペッパー、ジンジャー、ジュニパー、メリッサ、ローズマリーなど

元気がないとき

気分が落ち込んでやる気が出ない、疲れている、リフレッシュしたい・・・。そんなときありますよね?
パワフルな精油の香りで、いつもの元気を取り戻しましょう。芳香浴、沐浴などの方法をおすすめします。
■おすすめの精油 : ベルガモット・クラリセージ・コリアンダー・ゼラニウム・メリッサ・ネロリ・オレンジなど

パワフルな香りの精油を使うことで気分を盛り上げて物事に積極的に取り込むことができます。でも、それでも気持ちが落ち込んでしまうときは・・・。どうか、無理をしないでくださいね。無理に気分を盛り上げようと、頑張りすぎないでくださいね。まずは目を閉じて深呼吸。気持ちを落ち着かせて身体も心もリラックスしてみましょう。心にエネルギーが溜まるまでゆっくり、ゆっくりでいいんですよ。たまには休憩も必要ですよ。

便秘には

特に女性の方はこの悩みが多いのでは? まずは生活習慣をもう一度見直してみましょう。朝は身体(腸)がしっかり起きて排便するまでの時間が必要です。ゆっくり朝食をとり、トイレに行く時間の余裕を持ちましょう。十分な水分を取ってあげましょう。精油の活用法は、マッサージ法があります。おへその周りを時計回りにくるくると軽く押します。腸をマッサージしている気持ちでやりましょう。みぞおちやわき腹もマッサージすることで周りの筋肉も刺激されます。
■おすすめの精油 : アンジェリカ・ベルガモット・シナモン・オレンジ・ローズマリー・タイムなど

下痢気味のとき

下痢の原因にも色々あります。身体が冷えてしまったことで生じるものであればまずは身体を温めましょう。特におへその上や、ちょうどその反対側の腰の部分を暖めてみてください。熱めの湯で絞ったタオルやガーゼをその部分にあてます。その湯のなかに精油を落としてみましょう。やけどには十分、注意してくださいね。その上からさらに乾いたタオルを置いたり、ビニールをかけたりすると、タオルが冷めにくくなります。沐浴法で身体全体を暖めることもおすすめします。
■おすすめの精油 : カモミールローマン・ラベンダー・ジュニパーなど

頭痛がするとき

まずは頭痛の原因を知りましょう。風邪気味でしょうか?肩こりや眼の疲れ、全身の疲労からくるものでしょうか?痛みは身体の緊張を解くことで症状を軽くすることができます。まずはあなたの好きな香りを楽しんでみてください。リラックスできるような香りを選ぶことをおすすめします。
■おすすめの精油 : アンジェリカ・ベルガモット・フランキンセンス・ラベンダー・ティーツリー・ペパーミントなど

 

風邪気味のときは

風邪のひき始めは身体を温めて十分な睡眠と栄養を取ることが必要です。精油には風邪の菌と戦う効能のあるものもあります。これらの精油を使って芳香浴や沐浴法を試してみてください。
■おすすめの精油 : サイプレス・ユーカリ・ニアウリ・ティーツリー・タイム

 

また、のどが痛むとき、咳の症状があるとき鼻づまりには、吸入法をおすすめします。蒸気がのどの乾燥を防ぎ精油の香りで不快感を軽くすることができます。のどの上から直接ぬりこんでもOKです。
■おすすめの精油 : シダーウッド・サイプレス・ユーカリプトス・フェンネル・ペッパーミントなど

肩こり・腰痛のとき

肩こりでお悩みの方、多いですよね?まずは温めることで肩の緊張した筋肉をほぐし血液循環をよくしましょう。沐浴や温湿布が有効です。また、ストレッチをすることでも筋肉の緊張をほぐすことができます。肩を回したり、伸ばしたりして軽い運動を日常に取り入れることを心掛けてみましょう。
腰痛には慢性のものと疲労によるものがあります。疲労や正しくない姿勢を取り続けることが原因で起こる腰痛は肩こりと同様に暖めて筋肉の緊張をほぐすことが大切です。そして精油入りの風呂に入って身体を温めましょう。
肩も腰もマッサージにより患部に直接精油を塗ることも効果的です。腰の場合はお尻や太ももにかかる広範囲で行ってみてください。マッサージにより血流が良くなります。

■おすすめの精油 : アニシード・カモミール ローマン・ジンジャー・マージョラム・ローズマリー・タイム・バーベナなど
これらのオイルは筋肉の緊張をほぐす役割がありますので筋肉痛にも有効です。筋肉痛の部位に塗りマッサージをしたり精油入りのお風呂に入ってあっためてみましょう。

月経に関すること

月経痛や月経リズムが乱れたときに効果的な精油もあります。これらの精油を使って下腹部や腰の部分を中心に温めたりマッサージをしてみてください。また全身浴で体全体を温めることもおすすめします。暖かいハーブティーを飲んでからだの中からも身体をあたためてみましょう。からだを温め筋肉の緊張をほぐすことで痛みを和らげることができます。月経リズムには普段の生活リズムが大きく影響します。ストレスを感じたり、疲労が重なったりすることが原因になります。普段から芳香浴や沐浴でストレス、疲労のない生活を送れるよう心掛けましょう。また、精油での全身マッサージもおすすめします。
■おすすめの精油 : ラベンダー・メリッサ・ネロリ・パルマローザ・ローズ・イランイランなど

このように精油を日常生活に取り入れて、ホームケアをしてみてください。みなさんが、精油で快適ライフを送れますように・・・

 

Written by Sayuki Ando

Aromatherapy レッスン プログラム

  1. アロマセラピー入門
  2. アロマセラピーの歴史
  3. 手軽にできるリラックス法
  4. 身体の症状に合わせた製油の使用法
  5. 精油使用時に必要なキャリアオイルについて
  6. 自分で作る基礎化粧品
  7. マッサージ体験リポート / 病院でのアロマセラピー