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グスタボ・リンス
パリを拠点に活動するブラジル人デザイナー。建築を学んだ後、28歳でファッションの世界に踏み込み、ジョン・ガリアーノ、ルイ・ヴィトンなどの大手メゾンで14年間モデリスト (型紙作りのプロ) を務める。2003年に自身のブランド「GUSTAVO LINS」を設立。着物の型紙を研究し、衣類の二次元的な素材から三次元化の立体的なデザインにすることで、独特の重量感を披露。また、レザーのパイピングを得意とする。探究心旺盛で、作り込まれたデザインに定評を持つ、ファッション界の哲学者。
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インタビュー
- 経緯を少し聞かせてください。
G : 私は建築学部を卒業してから、14年間パターンメーカーとして働いていました。体を包み込む服を形作る構造に興味があり、カッティングや仕立て、テイラーリングを独学で勉強し始めたのです。どのようなギャップが服と身体の間にいき交っているのか理解するのに時間を費やしました。ルイ・ヴィトンやケンゾー、ジョン・ガリアーノのような大手ブランドで働いた経験から、私は豪華な製品の作り方やラグジュアリー・ブランドにおいて、どのように自分の感受性を反映させるかを知ることができました。そして LVMH (ヴィトン・グループ) は私にとって、最もためになるマーケティングの学校でした。
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- 今季コレクション A/W08-09 のコンセプトは ?
G : このコレクションの要点は、形落ちしたレザーをリサイクルし、トップステッチ (表の縫い目近くにステッチを入れること) を施すこと、着物の ''OBIS (帯)'' のデザイン、そしてその一部分に磁器を取り入れること。これら3つの関接と共にガーリーな装飾を添え、自身の完全なる世界観を創り上げました。私のスタイル・カラーはグレー、バイオレット、ローズ、オレンジ・サンゴ、黒、ミッドナイトブルー、緑茶で、素材はレザー、シルク、コットン、リネン、ウール、チュール (薄い網状の絹)、ニットです。
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シェイプはメンズを元にそれを女性的に変換、そしてドレープ (ひだ状によせる) のドレスを仕立てます。それから、官能的な着物をドレスや肩幅の狭い小さいジャケットに創り変えたりもします。
- 前季コレクション S/S 08 の要点は ?
G : 寄り集めたレザー部分にステッチを施すこと。そしてボタンの代わりにフックとロープで服をとめる方法は、外観のディテールだけではわからない建築物のように、服にもはっきりとした区別をつけず、ニュートラルに表現しています。 |
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- デザインをする上で、最も注意している点は何ですか ?
G : 自分の死角であるドレスの背中部分です。誰かとすれ違い振り返ったときに、その人には背中が見えてしまいます。それゆえ背中部分は、私が直観的に気おつけている部分です。
- 現在デザインをする際、特にお気に入りのファブリックや、テクニック等はありますか?
G : レザーをシルクと組み合わせることが好きです。それと同様に色々なレザーのピースを繋げて、トップステッチを入れる手法も気に入っています。着物をドレスに創り変えたり、ドレープの効いたドレスを男性物の素材で創ることも大好きです。
- 今までの制作活動において、影響を受けたことは何ですか ?
G : 自身のイメージと服による自己のパーソナリティの表現へ好奇心を持つこと。それは、どれほどファッション・デザイナーが深い職業であるかを知るための最初のステップでした。なぜなら、服自体も私たちに大変深く密接しているからです。 |
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- ご自身のスタイルをどう表現しますか ?
G : 厳格さと官能性のミックス、そして漆黒のエレガンス。
- 現在のヨーロッパ・ファッション・シーンについてどう思いますか ?
R : 新しいものに触れてクラシカルなデザインを再構築していく私達にとって、ヨーロッパ・ファッションの変革は大変喜ばしいです。
- お休みの日は何をしていますか ?
G : 読書に水泳、映画や展覧会を観に行ったりしています。友達と会うことも好きです。
- ヨーロッパにおいて仲良しにしているアーティストは ?
G : ランバンのメンズ・ラインで働いている Lukas Ossendrjver です。私の良き友人です。
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- 今後どのように活動してゆきたいですか ?
G : 建物の建設という私の基本方針を活かすために、大きな家のコレクションをデザインしていきたいです。
- 今頑張っている若手デザイナーにメッセージを頂けますか ?
R : 人生からの恩恵を受けるために落ち着きと忍耐が不可欠です。どんな状況でも生きようとすれば、人生は私たちに何かもたらしてくれます。
Website : http://www.gustavolins.com/
Written by Tomoumi Yamaguchi |
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