U : 私のコレクションは、過去、現在、未来という異なる時間軸で体感する様を表現しています。それは停止と流動、早さと遅さ、現実と自己の経験、そして記憶と理想郷です。今回のコレクションにおける「グラフィック」と「プリント」は、お茶の水面、数年前のポートレイト、そして貝の成長過程の構造という、これら時間に関する3つのモチーフに関連しています。
- ショーを終えた後、どんな気持ちでしたか ?
U : ショーは私にとって常に劇的な瞬間です。数か月に及ぶプロジェクトが、数分内に集約されるのです。それはとても強烈で幸せな瞬間でした。
- デザインをする上で、最も注意している点は何ですか ?
U : 私のコレクションは、男性のフォーマルな姿をありのまま見せるようなデザインです。何故、人はいつも決まったスタイルを選ぶのでしょうか ? 人が選ぶ決まったスタイルを、思いがけないような素材で創り上げることが、私にとっての最大の要点です。それは女性の私がメンズウェアをデザインするのに必要なことであり、社会の中の ''ありきたりなもの'' に疑問を投げかけ、''境界'' を取り除くということを目指しています。私の服を着ることによって、心地良さを感じてもらうこと、そしてファッションを楽しんでもらえたら嬉しいです。
- 現在デザインをする際、特にお気に入りのファブリックや、テクニック等はありますか?
U : 毎コレクションごとに、デザインが似かよらないよう新しい技巧を使います。素材に関しては見栄えだけではなく、肌ざわりに細心の注意を払います。私の服を着ればセクシーで、楽しい気持ちになれるかも知れませんよ。
- 今までの制作活動において、影響を受けたことは何ですか ?
U : 私をいつも楽しませてくれる密接な人たちの、富んだ創造力です。
- ご自身のスタイルをどう表現しますか ?
U : 私はコレクションごとに世界観を演出すること、つまり ''自分色'' を創ることを目指しています。だからシーズンごとに、その時だけの服をデザインするのではなく、男性に必須な要素を分析しながら創り直し、上げてゆくことです。流行は早々と変わります。どんなトレンド・スタイルでも、世間から流れ去ってしまうでしょう。だからこそ、流行に重点をおかない。そして時折、従来のコレクションとは打って変わったものを披露したりします。それはライフ・スタイルが変わることと同じなのです。