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ロンドン・ファッション・ウィーク
毎年2回、2月と9月に開催されるファッションの展示会。1970 年代中頃から、ファッション産業に於けるビジネスを目的として始まったと言われているが、詳しい年代ははっきりしていない。元々ここで行われるファッション・ショーは、世界各国のプレスやバイヤーに紹介するためのものであった。しかし近年では、娯楽的な部分を上手く取り入れ、著名人を招いたり、人気モデルを起用するなど、従来との変化が伺える。それにより、一般の人々も興味を示し始めている。この時期になると、街中のショー・ウィンドウもより一層煌びやかに彩られる。 |
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60's 再到来
60‘s がカム・バックすると言われている今季。そこで浮かぶのは、当時のファッション界にムーブメントを巻き起こし、大きな歴史を残したスタイル mods (モッズ) と Rockers (ロッカーズ) である。彼らは政治的反抗グループとして、世間に知られていた。モッズと呼ばれていた若者達は、細身のスーツやミニスカートに、奇抜な色使いと模様が特色の衣類を身につけていた。それに対しロッカーズは、革ジャンにリーゼントで、50年代のテイストを残したスタイルだった。どちらも音楽をベースにしたライフ・スタイルの支持者ではあったが、彼らは常に対立していた。深夜のディスコに繰り出す彼らの服装は一際目立ち、それは後に 「スウィンギン ・ ファッション」 と呼ばれるようになる。60年代に活躍した UK 出身のロック・バンド Beatles (ビートルズ) も、デビュー前の服装はロッカーズ風だったのだが、マネージャーの意見で、モッズ風ファッションに替え、デビューしたという逸話もあるほど注目されたファッションだった。
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60年代を駆け抜けたブランド Biba
ストリートからセレブリティまで巻き込み、一世を風靡したファッション・ブランド・ビバ が、今年のロンドン・ファッション・ウィークで復活を果たした。デザイナー Barbara Hulanicki (バーバラ・ フラニッキ) が始めたこのブランドは、1960年代から70年代のロンドン・ファッション界を大きく支えた。30年という時を経て、ファッション業界に戻ったビバは、ロンドンで活躍する Bella freud (ベラ ・ フロイド) を新デザイナーに迎え、エレガントな60年代テイストを残しながら、新しいスタイルを確立した。100席しか用意されていなかったビバのショーには、1000人以上のプレスやバイヤーが殺到したと言われているが、もちろんチケットは即完売。今回のロンドン・ファッション・ウィークで多大なる注目を集めた。
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歴史に残る Biba
当時のバーバラのビジネス方法は、新聞の片隅に広告を載せ、通信販売をするという小規模なものだった。彼女が世界に飛び出す大きなきっかけとなったのは、ある新聞に取り上げられたギンガム・チェックのドレスである。絶大な人気を呼び、お洒落好きなロンドナー達の問い合わせが殺到したことが一番といえる。彼女は 「スウィンギング・ ロンドン」 と呼ばれたカルチャーやトレンドを創り出した先駆者となった。のちにビバ・ショップをオープン。60年代から70年代の中頃まで続いたが、その後ビジネスの低迷、倒産によりやむなく店を閉めることになった。しかし現在、頻繁に使われる 「ボヘミアン調」 や 「ビクトリアン調」 などのスタイルの源泉は、実は彼女の創り出したスタイルが発信源であり、今日のファッション業界に多大な影響を与えている。
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スウィンギング・ロンドン
現在、V & A (ビクトリア・アンド・アルバート・ミュージアム) で 「スウィンギング・ロンドン展」 が開催されている。ビバに続き、60年代を代表するデザイナー マリー ・ クワントが、1966年に発表した膝上15センチ以上のミニスカートやミニドレスは、ロンドンの女の子達から絶大な人気を集めた。そんな60年代スタイルが、復活する!ファッションのトレンドは、周期的にカム・バックする印象を受ける。勿論その度に、旬なファッション・スパイスを組み込み、新しいものが生み出されていくわけだが。今年のロンドン・ファッション・ウィークでも伺えた60年代テイストは、そうしたことを裏づけているだろう。
スウィンギング・ロンドン展 Info : http://www.vam.ac.uk/
Written by Mayumi Ishida
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