Sean Freeman インタビュー

S : 僕がアートに興味を持ったのは、祖父と祖母の影響が強い。僕の祖父は建築家で、祖母は有名な水彩画のアーティストなんだ。夏になると彼らの家に遊びに行き、絵を描いていた。そのおかげでアートに対しての強い思いと基礎を学ぶ事が出来た。その後カレッジでグラフィック・デザインを2年間学び、卒業後はデザイン・エージェンシーで働き始めた。

 

- 自分の作品はどんな事から影響を受けている?

 

S : ありきたりだけど音楽からの影響は強いね。歌詞の一部分を聞いて、そこから何かアイデアが生まれたりする。だからいつもスケッチブックを持ち歩いて、良い歌詞を聞いた時は書き留めているよ。また友人の「Craig Ward」と、新しいアイデアやこれまでに無い作品制作について話し合ったりしてる。

みんなで現在のシーンに目を光らせて、常に新しいアイデアを模索しているんだ。数年前まで人気だった "Helvetica" に代わり、今もっと丸みのある、がっちりしたフォントが出て来てるよね。イギリスの優れたデザイン会社「Non-Format」などは、フォントの限界に挑戦するべくこういった新しいフォントを使い始めている。近い将来、これらがっちりしたフォントが人気になると思うよ!だから僕もクライアントの為に、オリジナルの "がっちり" フォントを使って行くよ。

 

- デザインを請け負い、完成までの行程を教えて?

 

S : 最初はまずスケッチだね。アート・ダイレクターからプロジェクトの説明とクライアントの要望を聞き、そこに自分のタッチを盛り込んだデザインを考える。自分の個性を出した方が良いけれど、行き過ぎるとクライアントが気に入らない場合もあるから、そこの調節が大事だね。

- これまでのプロジェクトをいくつか教えて?

 

S : 「Accept & Proceed デザイン・エージェンシー」の仕事はとても楽しめた。彼らの為に "A&P" のアルファベットをデザインしたんだ。彼らは僕の他にも「Kerry Roper」「Si Scott」「David Shrigley」等に同じ依頼をしていたおかげで、このプロジェクトを通して彼らのような大物アーティスト達にあう事が出来た。その他にも女性客を集客する為の可愛らしい競馬広告デザインや、ファション・ブランド「ポール・スミス」の広告デザインなどは印象深いね。ポール・スミスのプロジェクトは、全部で50デザイン以上作り、これらはとても良い反応を受ける事が出来たんだ。

- ポール・スミスのデザインには、冗談とも取れるユーモアが見えたけど、これについて?

 

S : あのデザインは少し特殊で、ポール・スミスの持つブランド・イメージに近づける為にユーモアを盛り込んだんだ。でも他の僕の作品からは、そこまで奇抜なユーモアは見えないね。もしかしたらそれが次の課題かもね!

 

- 今後の予定は?

 

S : 現在毎日8時間エージェンシーで働き、自分個人の作品創りが満足に出来ていない状態なんだ。僕のスケッチブックは新しいアイデアで一杯だから、今後はそれらのアイデアを実現させて行きたい。それにもっとファッションとの仕事をして行きたい。すばらしいファッション写真に僕のグラフィックを盛り込んだ、オリジナリティあふれる作品を作って行きたい。

Sean Freeman : http://www.thereis.co.uk

 

Written by Selph

Translated by Irie