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大きなおもちゃ箱
ロンドンの中心街に、とても可愛らしい小さなギャラリーがある。名前は ''TOMTOM (トム・トム)'' 。ガラス張りの外から見えるインテリア・デザインは、つい中に入って触れたくなるようなものばかり。巨大レゴ・ブロックを積み重ねた棚、カラフルなアクリルの椅子、壁に飾られた沢山の写真と、大きなキャンバス。雨が降ろうが、風が吹こうが、ここに来れば憂鬱な気持ちが全部吹っ飛んでしまいそうなほど、陽気で明るい空間だ。今回は、このギャラリー・オーナー Mr.Frinton Chalk (フリントン・チョーク氏) と、楽しくアートのお話をしよう。
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フリントン・チョーク
1995年から UK でアート・マーケティングに携わり、2000年オーナーとして TOM TOM を設立。BANKSY (バンクシー) や MODE2 (モード・ツー) などのグラフィティ・アーティストから、若手のファイン・アーティスト、ペインターなど発掘し、世に送り出している。その他 UK を代表するパンク・バンド Sex Pistols (セックス・ピストルズ) の元メンバーであり、現在はアーティストの Jamie Reid (ジェイミー・リード) や Golliraz (ゴリラズ) のアート・ワークで有名な Jamie Hawret (ジェイミー・ヒューレット) などの大御所アーティストの作品も取り扱う。2006年1月に、ロック・ミュージシャン Duran Duran (デュラン・デュラン) の写真展を公開。
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ギャラリー内をご紹介
1st Floor (1階) : ここに置かれている家具や照明は、チョーク氏自ら厳選したものばかりで、彼のセンスが抜群に光る!強調性の強いインテリアは、決してアートたちの邪魔をすることなく、この空間を彩っている。
Stairs (階段) : 左手奥にある真っ白に塗られた壁と下り階段。そこには 無造作に作品が飾られている。
Basement (地下) : ここはカーペットが敷かれており、ゆったりとくつろげるスペースになっている。商談やミーティングはここで行う。
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チョーク氏が語るアート・マーケティングの実態
ロンドンのアート・ソサイティ (芸術社会) は、年々力強くなっている。キャンバスの売れ行きは好調だし、その他ペイントに限らず、スカルプや家具などのプロダクトも、より一層広がってきている。その証拠に、ここ数年のクライアントはプライベートの人たちばかりだよ。一企業がアートを買い占めていた時代は終わったんだ。一般の人々が自宅でアートを楽しむ。お洒落なインテリアの一部として部屋に飾る。唯一リラックスできる自分だけの空間に彩られるお気に入りの作品は、視覚を通して心へのエネルギーとなっているんじゃないかな。
作品 : ジェイミー・リード 「God Saves」 £795 (6枚セット £2500) / £1 (約200円)
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大親友 ジェイミー・リード
彼とはもう30年来の付き合いだ。St. Martins College (セント・マーチンズ・カレッジ) に通っていた頃からだからね。彼の原画、シルクスクリーンは、大体£350 〜 £1000で売られているのが現状。コピーは扱っていないんだ。30年経った今でもジェイミーのパンク・スピリチュアルは全く変わらない。僕は彼をアーティストとして、心から尊敬しているよ。
作品左 : ジェイミー・リード 「God Save the Queen」 £1250 / 右 : 「Crime Pays」 £950 |
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お気に入りアーティスト BANKSY
バンクシーのスクリーン・プリントは、毎年変わらず売れる。むしろ売り上げは、年々上がっているのではないだろうか。一番安値のもので£150から、高値のもので£1000以上のものもあるよ。バンクシーの作品に出会ってから、しばらくの間メールでラブコールを送っていてね、そしてとうとう彼は僕に振り向いてくれたんだ!だからこうしてトム・トムで販売できるようになったんだよ。
作品 : バンクシー 「Pulp Fiction」 値段は交渉 |
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BANKSY = Graffiti = 画家
立派なアーティストとして世界に名を広げたはずなのに、未だやんちゃにストリートに顔を出す。彼自身はあくまで、グラフィティ・アーティストなんだね。もちろん、ストリートで発表される彼のアートは無料だよ。 でもそれらのアートは、いつか消えてしまう、いや消されてしまうんだ。僕を含めて、彼に魅了された多くの人々は、自分だけのものにしたいと強く願う。だから購入するんだよ。ストリートで見たことのあるアートが、キャンバスとなって生まれ変わったとき、その価値は全く別のものとなるんだ。
作品左 : バンクシー 「Flying Cooper」 / 右 : 「Laugh Now」 値段は交渉 |
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注目すべきアート・シーン
グラフィティ・シーンが、今一番活発だ。もっと拡大していくんじゃないかな。彼らのスキルは、従来のアーティストのキャパを超えそうだ。それはきっと、ストリートという厳しい戦場で培ったものだからさ。各々の手法で世に自分を売り出す。更に応援したいね。既に目をつけているのが、フランスのSpace Invader (スペース・インベーダー) なんだけど、彼のアイディア、センス、ユーモアさに感動している。バンクシーを筆頭に、更なる飛躍を彼らに願っているよ。
写真 : スペース・インベーダー @ King John Court EC2
Photo by Toshimi Takaishi |
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チョーク氏からのメッセージ
近くへ来たときは、是非立ち寄って欲しい。温かいイングリッシュ・ティーをご馳走するよ ! Love you, xxx.
Address : 42 New Compton Street WC2H 8DA
Tel : +44 (0)20 7240 7909
Website : http://www.tomtom.biz/
アクセス方法 : セントラルライン / トッテナム・コート・ロード駅より徒歩5分
Interviewed by Toshimi Takaishi |
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