R : それは僕の周りで起こる出来事、日々の暮らしで体験した様々なことだな。何か日課でないことが君の一日を狂わせる、例えば、一風変わった人に出会ったら、僕はその体験を描く。周りにいる人たちに影響を与えられているという点において、似たような作品を創るアーティストから影響を受けたアーティストとは少し違うと思うよ。僕はもう少し外側を見ようとしているんだ。だから数学的に表現する
MC Escher や Joan Miro が好きだね。彼らはより自由なスタイルを持っているから。
- Stolen Space Gallery での初ソロ・エキシビジョンについて ?
R : キャラクターたちを一つの世界観で表現したくて、インターネットで検索してみたら「Utopia (桃源郷)」の反対語が「Dystopia
(地獄郷)」であると知った。そこは物事がすべて間違った悪い方向に行ってしまう世界。僕は ''Dys'' を ''diss'' に変えた。これはヒップホップカルチャーで嫌なヤツに嫌悪を示す意味を持っている。僕が作り上げた世界は地球上にあるのかも知れない、他の惑星にあるのかも知れない。けれどそれは大きな問題ではない。キャラクターたちも仕事をしたり、食事をしたりといった僕たちの世界のような毎日を過ごさなくてはならない。ただ、彼らは少し変異していて、5本腕があったり、タコのようだったりするだけだよ。
- 作品の素材としてコンクリートを多用しているようですが、その理由は ?
R : 他の人たちが使っていないような別の何かを使いと思っていた。コンクリートの見た目や構成が好きで、乾くと風化して滑らかであったり、まだ不完全であったりするところが気に入っている。僕の描きたいものの元々のコンセプトは、建物や壁が路地からはぎ取られてギャラリーに展示されているように見せるというものだった。街は僕たちを取り囲む、だから僕のキャラクターたちは彼らの世界で見られるべきだと考えたのさ。
- 作品に現れるもう一つのキャラクター Jonny Fu はどんな存在 ?
R : Jonny Fu は、僕が学生だった頃に友人たちと始めたプロジェクトだよ。僕らはゴジラとか格闘映画が大好きで、好きなものを集めた独自の作品を作ろうとしたのさ。