デリカテッセン

監督 : Marc Caro (マルク・キャロ) / Jean-Pierre Jeunet (ジャン・ピエール・ジュネ)
ジュネが絶大な人気を誇った映画 『アメリ』 を発表する10年前、既にこの作品は世に出ていた。今まで HMV や Virgin 等で、20ポンド (約4000円) と割高で販売していたため手が出なかったのですが、ついにロンドンの FOPP 各店 (ディスカウント・ショップ) で、一ヶ月程前から5ポンド (約1000円) セールを開始!即購入して観たのですが、素晴らしい世界観です。全体的な暗い質感と、ユーモラスなキャラクターが絶妙にマッチしていて、新しい感覚を得ます。ストーリーは、核戦争15年後のパリを舞台に、主人公ルイゾンが、精肉屋のアルバイトとして住込みを始めます。そこで、怪しげな同居人達と生活を共にするのだが、次第に店主の奇怪な行動に巻き込まれ...こんな映画が5ポンドで手に入るなんて、ロンドンにいてよかったぁ。
Info : http://imdb.com/title/tt0101700/


ショーン・オブ・ザ・デッド

監督 : Edgar Wright (エドガー・ライト)
この映画の主演サイモン・ペグを初めて見たのは、BBC (UK のテレビ局) コメディー 『Big Train (ビッグ・トレイン)』 でした。コントでの彼の演技力に魅了されました。そして調べたところ、映画にも沢山出演していたのです。ストーリーは、ホラー映画の金字塔 『Zombie Dawn of the Dead (ゾンビ ドーン・オブ・ザ・デッド)』 のパロディーで、笑いあり、恋あり、ゾンビあり(笑)。ロンドンの郊外らしき場所が舞台で、これがイギリスの街並みと生活風景だ ! というシークエンスが盛りだくさん。そこにゾンビがウロウロしてくるのだから笑えます。UK のウィットに富んだ笑いと共に、恋、家族、友達など色々なテーマが盛り込まれていて、見応えある映画です。
Info : http://uip.co.uk/romzom/

 

ザ・サン / 太陽

監督 : Alexander Sokurov (アレクサンドル・ソクーロフ)
ロンドンの映画好きの人達が、同時期にこの映画を薦めてきたので、これは観なくてはと思った作品です。ストーリーは、終戦後を舞台に、昭和天皇本人が人間宣言をするまでの話です。これだけでも濃いのに、なんと主演がイッセー尾形さん。この夏日本に一時帰国したとき、NHK 教育番組で尾形さんの独演会を観たばかりだったので、終始彼の演技に注目。話のネタは重いものの、映画全体の機械的な画角やザラザラした質感と、尾形さんや佐野史郎さんのコミカルな演技が混ざりあって、今まで観た事のない雰囲気を醸し出してます。この映画、日本でもやっと単館から大箱の映画館への上映が拡大しつつあり、いい世の中になったもんだなぁーなんて思ってしまいました。日本人には、一度は観て欲しい作品です。
Info : http://www.taiyo-movie.com/

 

ホステル

監督 : Eli Roth (イーライ・ロス)
去年私が観た映画の中で、お気に入り上位にランクインするこの映画 (日本では2006年10月公開決定) が、ついに DVD 化。これは、映画キル・ビルの監督 クエンティン・タランティーノ主演のゴア・ホラー映画で、怖がりながら笑えます。監督イーライ・ロスは、タランティーノの作品や、様々なカルト系ホラー映画からのアイディアを作品内にちりばめており、まさに 「カルト中のカルト」 とも言えます。日本人ゴア・ホラー映画監督の巨匠、三池崇史 (みいけたかし) もカメオ出演。しかも DVD には、タランティーノとロスのコメンタリー、DVD 版オルタナティブ・エンディング収録。現在 『ホステル・パート2』 を撮影中であり、来年2007年に公開予定です。今まさに、DVD を購入して観て欲しい作品です。

Info : http://www. hostelfilm.com/

ミスター・アンド・ミセス・スミス

監督 : Doug Liman (ダグ・リーマン)
ブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリーのビッグカップル誕生(笑)。こういう事が普通に成立するから、映画って楽しいです。二人は新婚夫婦として出てくるのですが、これが意外にお似合いで観ていて気持ちがいい。特に、素を出しているブラピの演技を観ているだけで飽きないです。二人のアクション・シーンもリアルで、ブラピがアンジェリーナ・ジョリーをボッコボコにしてるさまが、迫力満点。初めから終わりまで目が離せません。たまにはこういう映画もいいなぁーと思わせてくれました。百聞は一見にしかず。
Info : http://www.mr-and-mrs-smith.com/

 

 

 

Written by Tomohiro Ichikawa