ICA / Institute of Contemporary Arts

セントラル・ロンドン Trafalgar Square 横に位置する、アート・カウンシル運営のギャラリーである。ここでは世界各国から厳選したアート&デザイン、ミュージック、フィルム、TV、テクノロジー、ファッションなど多ジャンルのエキシビジョンが期間限定で開催されている。世界中と交流を持つ機関でもあり、あの宮崎駿の新作フィルムもここで上映されるのだ。今回は以前日本でもメディアに取り上げられた発明家 Theo Jansen のエキシビジョン・リポートをお届けしよう。
The Mall, London SW1Y 5AH
+44 (0) 20 7930 3647
Open : Mon 12pm - 10:30pm, Tue - Sat 12pm -1pm, Sun 12pm - 11pm
最寄り駅 : Charing Cross
エントランス : £1.50
オフィシャルサイト : www.ica.org.uk

Theo Jansen の歴史

オランダ Delft の大学で自然科学を学んだ後、7年もの間ペインターとして、キャリアを積みながら活動していた。その当時の彼は、オランダの新聞 Volkskrant でコラムを書いていたことから、専門学校や大学で講師としてレクチャーやパフォーマンスをしている。また、オランダのテレビ局 VPRO で子供向け番組もこなす多忙な日々。そして2冊の本 Zogenaamd Ik Bzztoh The hague ( ISBN 90-6291-624-4 ) Klimmen in Lucht SUN Nijmegen ( ISBN 90-6168-479-X ) を出版し、アーティストとして指示されるようになる。
(本はオランダのみ購入可)

Theo Jansen が発明家になった日

ペインターとして活動していた彼は、ある日たった一人であるビッグ・プロジェクトを開始するのだ。それは何と “ 空飛ぶ円盤 ” の製作。必ずリアルに空を飛ぶものと誓い、製作に没頭する日々が続く。後の1980年、その大きな夢が実現するのだ。14フィートの大きさの黒いプラスチックでできた空飛ぶ円盤を目にした Delft の人々は、何事だ!と言わんばかりに道に飛び出し、誰もが空を見上げる。地元の警察までも出頭する事態。街は大パニックとなったのだ。それ以降の彼は、自然界のニュー・アーティストとして名声を従事している。

奇妙で美しいアニマル

彼が創り上げる巨大なアニマルは、プラスチック・チューブの骨組みだけで風力により歩き出す。通常そのテスト歩行は Ypenburg というビーチで行われている。そのビーチ周辺は、山に囲まれているため、騒音が全てカットされ、昼間でさえ人の気配はない。とても静かで平和に満ちた街が見えるその山のてっぺんに研究所を構え、今も尚研究と制作に励んでいるのだ。これから3年以上はそこで生活するとする予定だという。

アニマルの動き

説明文だけでは不十分だと思うので、ここで実際に奇妙な動きで歩行する、美しいアニマルをお見せしよう。

最後に

世の中には様々なアーティストが存在し、あらゆる手法・技術・知恵・知識をフル活用しながら、素晴らしい作品を日々生み出している。彼らが繰り広げる多種多様の作品を目にしたとき、それは私達の教養と化するのではないだろうか?今回紹介した発明家 Theo Jansen を機に、これから ICA で行われるエキシビジョンを度々リポートしていこうと思う。

 

Official Site : http://www.strandbeest.com

 

Written by Toshimi Takaishi